PLNT
Planet Fitness集団レッスンやプールをあえて持たず、運動に不慣れな人が気後れしない場所というブランド一本に絞る。出店の大半を加盟店に委ねて本体は身軽に構える組み立ては、設備を揃えるジムとは商売の設計そのものが別物だ。
2,896店のうち2,604店は加盟店が運営し、そこから入るロイヤルティが収入の中心になる。自社で回すのは292店だけだ。2025年のシステム全体の売上は$5.3B、会員数は約2,080万人に達する。
会費は月15ドルからと安く、一人当たりの単価では稼げない。会員数と店舗数を伸ばし続けないと収益が鈍り、景気が悪化すれば、任意の支出である月会費から解約されやすい。
稼いだ現金は配当ではなく、加盟店網の拡大と自社株買いに回す。自社運営の店は儲けの場というより、新しい機器や売り方を試す場に近い位置づけになっている。
加盟店がどれだけ新規出店を続けられるかと、月会費を払い続けてくれる会員の継続率に依存する。約20,000平方フィートの箱に機器を詰め込み固定費を抑える店舗設計が、この薄利多売の前提になっている。
この会社をどう読むか
2,896店あるPlanet Fitnessのうち、会社自身が運営しているのは292店にすぎない。
残りは加盟店が元手を出して開いた店で、本体は看板と運営の型を貸してロイヤルティを受け取る。プールも集団レッスンも置かず、空いた面積を機器に回した店舗設計は、加盟店が軽い負担で開けるようにするための仕掛けでもある。月15ドルからという値段で運動に不慣れな層を集め続けられるかが、この薄利多売の重要条件になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.1B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の3.6倍、自由に使える現金で借金を約9.7年で返せる
- 現金・現金同等物$346M
- 他の流動資産$313M
- 固定資産$2.4B
- 流動負債$312M
- 長期借入金$2.5B
- 短期借入金$24M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.3B
- 売上成長率
- 12.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 29.8%
- 純利益率
- 16.5%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $418M
- フリーCF
- $255M
- 営業CFマージン
- 31.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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