RAND
Rand Capital自前の運用チームを持たず、投資判断そのものを社外のRCMに委ねている。利益をほとんど溜め込まず配当として吐き出す、器に徹した造りの投資会社だ。
売上$10M超・EBITDA $1.5M超といった未公開企業に、主に利回りの高い融資として資金を出し、利息を受け取る。株式でも持つため、投資先が売れたときは値上がり益が乗る。
未公開株には毎日の値段がなく、景気が冷えると投資先の実態が急に見えにくくなる。融資が焦げ付けば損失になり、投資先の数が少ないぶん一社の失敗が大きく響く。
2025年は四半期配当$0.29を4回出し、12月に$0.56の特別配当を足した。前年12月には1株$4.20を、8割を新株・2割を現金という形で配っている。
投資先である未公開企業の業績と、持ち分を現金に戻せる相場かどうかで成績が決まる。運用を任せているRCMとの契約は2026年末までで、以降は毎年更新の承認が要る。
この会社をどう読むか
Rand Capital の株式は、East Asset Management が約64%を握っている。2019年に$25Mの出資を受けたのと引き換えに、運用そのものを社外のRand Capital Managementへ渡した会社だ。
投資先は業種を問わない未公開の中堅企業で、貸した金の利息が主な稼ぎになる。BDCという器は稼ぎをほぼ配当に回すことで法人税を免れる仕組みで、この会社の配当の厚さもそこから来ている。
バランスシート (要約)
資産 $53M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $52M(98%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −15.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $11M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $7M
- 配当性向
- —
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