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Security National Financial上限$30,000の「葬儀プラン」は、額が小さすぎて他の保険会社が扱いたがらない商品だ。だが自社の葬儀場が保険金の受取先になる設計のため、同じ一人の死から保険料と葬儀代金の両方を受け取れる。
ユタ州で11の葬儀場と5つの墓地、ニューメキシコ州で4つの葬儀場と1つの墓地などを運営し、そこで葬儀・埋葬サービスを売る。同時に、上限$30,000の小口生命保険「葬儀プラン」を売る。この保険は葬儀場の営業担当が扱うことも多く、保険金の受取人を自社の葬儀場や墓地に指定する例がある。別事業として、25州に85店舗を構える住宅ローンの組成も手がける。
住宅ローン事業は金利上昇局面で組成件数が細りやすく、保険事業は運用の目算が外れると支払い負担が重くなる。3つの異なる事業を一つの経営陣で見る難しさもある。
小さな保険会社の契約群をまとめて買い取り、葬儀場や墓地も同じやり方で取得して規模を積み上げてきた。利益は株主への配当に回さず、次の買収の原資に充てる方針を続けている。
保険金の運用利回りと、葬儀・墓地事業の地域での知名度、住宅ローン市況という、性質の異なる3つの収益源に同時に依存する。
この会社をどう読むか
Security National Financialの事業構成は、生命保険・墓地と葬儀・住宅ローンという、一見すると脈絡のない3つの柱に見える。だが保険事業の主力は、上限$30,000の「葬儀プラン」という小口保険だ。保険金は自社の葬儀場や墓地へ直接支払われるよう設計されていることが多い。つまり保険を売ることが、そのまま自社の葬儀・墓地事業の集客にもなっている。
1965年に生命保険会社として始まったこの会社は、以来、他社が敬遠しがちな小規模保険会社を十数社買い取って規模を広げてきた。ユタ州を中心に11の葬儀場と5つの墓地を構え、ニューメキシコにも拠点を持つ。もう一つの柱である住宅ローン事業だけは他の2つと毛色が違い、25州85店舗という規模はあるものの、金利の動きに業績が直に振られる部分でもある。
バランスシート (要約)
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $410M(26%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$102M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $345M
- 売上成長率
- 3.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 9.3%
- ROE
- 7.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $46M
- フリーCF
- $44M
- 営業CFマージン
- 13.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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