景気敏感な事業で、配当も出す会社
競合の少ない隙間の部品で首位を集め、価格決定力と高い利益率を束ねた事業の選び方が最大の強み。送電網と宇宙という長期の投資テーマに部品の入り口を持つ。事業の売買で体質を磨き続ける、小さくても規律の効いた複合体の立ち位置にいる。
電力網や宇宙、医療機器に使う電磁の検知部品とリレーの製造が収益の最大の柱。これに、金型の表面加工、業務用の食品調理機械、特殊な油圧装置などの事業が並ぶ。どれも市場は小さいが首位級の地位を持つ。買収と売却で事業を入れ替え、利幅の厚い部品の比率を高めて稼ぐ構造になっている。
製造業の景気後退は、機械と部品の両方の受注を冷やす。買収頼みの成長は高値づかみと統合失敗の危険を常に抱える。小さな市場の首位という地位は、市場自体が縮めば逃げ場がない。複合の構造は市場の評価が割れやすく、見直しには時間がかかる。
半世紀を超える連続配当を守りながら、利益を電磁部品の買収と開発に集中する経営。利幅の薄い事業は売却し、構成を高採算へ寄せ続ける。新製品の比率を経営指標に掲げる方針が特徴になっている。
電力網と宇宙の部品需要と、買収の統合、事業の入れ替えに依存する。送電網の更新と宇宙機器の投資が電磁部品の成長を支えるか、買収した部品会社の統合が利益率を高めるか、景気に振られる機械事業の波を部品の安定で吸収できるか、そして次の買収を規律ある値段で行えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $755M(48%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
読み込み中…