TCBS
Texas Community Bancshares預金者どうしが持ち合う組織から株式会社へ転じたという成り立ちが、最初から株式会社として作られた地銀とは異なる。テキサス州の一角、人口の少ない町とその周辺という、極めて狭い商圏に的を絞っている。
地元の家庭や中小事業者から預金を集め、住宅ローンや地元の不動産、事業向けの貸付に回して、預金金利と貸付金利の差で稼ぐ、昔ながらの地銀の形をしている。総資産はおよそ$430Mという小さな規模だ。
株式会社になってからまだ日が浅く、集めた資金を貸付に振り向けて利益を生む体制がどこまで固まったかが問われている。地元の商圏が細いため、ダラス・フォートワース圏の高額住宅ローンにも手を伸ばしており、慣れない土俵での審査の質が試される。
地元の顧客との関係を保ちながら、手堅い審査で貸付を積み上げる昔ながらの地銀の運営だ。株式会社化から日が浅く、いまは自己資本を厚くすることを先に置いている。
預金と貸付の金利差がそのまま利益になるため、金利の動きに素直に反応する。貸付先の多くは地元の住宅と不動産で、数えるほどしかない大口の雇い主の景気が、焦げ付きの多寡を左右する。
この会社をどう読むか
Texas Community Bancsharesの前身は、預金者どうしが持ち合うミネオラ・コミュニティ相互持株会社という組織だった。2021年7月に株式会社の形へ転じ、1株$10で株式を売り出して上場している。
拠点はテキサス州ミネオラという小さな町だ。周辺で目立つ雇い主は数えるほどしかない。岩塩を掘るモートン・ソルト、鶏の飼料工場を持つサンダーソン・ファームズ、物流拠点を置くターゲット。その景気がそのまま貸付の焦げ付きに跳ね返る。
バランスシート (要約)
資産 $430M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $54M(13%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$6M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 5.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1M
- フリーCF
- $973K
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $593K
- 配当性向
- 20.9%
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