営業地域はインディアナ、イリノイ、ケンタッキー、テネシー、ジョージアの5州にまたがるが、いずれも州都や大都市ではなく地方部にあたる。人口が急に増えない土地を選ぶかわり、競争も緩い。
集めた預金を、企業向け、住宅、消費者、そして農業の生産資金に貸し出して利ざやを取る。長期の固定金利の住宅ローンは大半を売却し、自分の帳簿には残さない。信託や預金の役務手数料も収入に加わる。
地元の景気が沈んでも、埋め合わせに使える別の市場を持っていない。金利が急に動けば、利ざやと保有する債券の評価が同時に揺れる。
1984年に持株会社として組成して以来、地元の取引先との長い付き合いを土台に手堅く貸す運営。従業員千人弱の規模で、伸びの速さより焦げ付きの少なさを取る。
貸出先が集まる地域の景気そのもの。作付けを担保にとる農業融資があるため、天候と作物の相場も焦げ付きの多寡に効いてくる。
この会社をどう読むか
First Financial Corpの営業地図には、大都市がひとつも載っていない。本拠はインディアナ州テレホートで、そこからイリノイ、ケンタッキー、テネシー、ジョージアへと、いずれも州の中心から外れた地域に店を並べている。
貸すのは地元の中小企業と住宅、それに作付けを担保にとる農業の生産資金で、長期固定の住宅ローンは大半を売って帳簿に残さない。競争の緩い土地を選ぶかわりに、その地域の景気が沈めば埋め合わせる先がない。従業員千人弱で5州を回す構えは、伸びの速さよりも崩れにくさを取った銀行の形だ。
バランスシート (要約)
資産 $5.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $651M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$130M
- 長期借入金$188M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $90M
- フリーCF
- $86M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $24M
- 配当性向
- 30.5%
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