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Universal Insurance Holdings全米へ契約を散らす大手と逆に、災害リスクの高い一州へあえて集中している。そのうえで販売から査定までを自前で抱え、地域を知る目利きで利幅を取る。
子会社UPCICとAPPCICを通じて持ち家の火災・風水害保険を引き受け、集めた保険料を運用にも回す。リスクの一部は再保険に出して肩代わりしてもらい、手元に残した分の引受利益を取る。販売は独立代理店に加え、39社と組む自前のデジタル代理店Cloveredが担う。
直撃を受ければ保険金の支払いが一気に膨らみ、州を絞った事業ゆえに被害が分散されない。再保険の値上がりは利益を細らせ、災害の多い年は株主還元の余力そのものが縮む。気候変動でハリケーンが強まる傾向は長期の逆風になる。
25年以上フロリダで引き受けてきた経験を頼りに、平時は保険料の調整と再保険の手配で利益を積み、災害の年は自己資本を守る側へ舵を切る。
大型ハリケーンがどれだけ来るか、保険料をリスクに見合う水準へ据え置けるか、再保険にリスクを移す費用がどこまで上がるか。この三つで一年の損益はほぼ形が決まる。
この会社をどう読むか
この会社の1年の成績は、フロリダにハリケーンが直撃したかどうかでほぼ決まる。全米へ契約を散らす大手のような分散の効いた安定感は、もとから狙っていない。
代わりに、保険料の設定から契約、事故後の査定までを自前の代理店網とデジタル代理店Cloveredで通し、地域を知る強みで利幅を取ってきた。株主への還元も原資は平時の引受利益であって、大型の嵐が来た年にはその余力から先に細る。
バランスシート (要約)
資産 $2.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $551M(19%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$409M
- 長期借入金$100M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- 5.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 11.4%
- ROE
- 33.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $381M
- フリーCF
- $377M
- 営業CFマージン
- 23.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $22M
- 配当性向
- 12.1%
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