1991年12月に開いたレイクフォレスト銀行を第一号に、買収と新設を重ねながら看板を統合せずに十六行まで増やしてきた。預金を十六の免許に振り分けて連邦預金保険の枠を広げるMaxSafeは、免許を一本化した競合には作れない。
十六の銀行子会社をそれぞれの地元名のまま209拠点で動かし、融資と預金の利ざやを取るのが中心にある。ここに、企業が保険料を分割払いするための立て替え融資を全米とカナダで手がける専門金融と、信託や投資助言が乗る。
傘下行が多い分、どこか一行で不良債権や不正が表に出ると、グループ全体の看板に傷がつく。保険料の立て替え融資は金利が上がる局面で利ざやが縮み、地元の融資が好調でもこちら側が足を引く。
地元名を残したまま銀行を増やす連合体型を貫き、シカゴとミルウォーキーのダウンタウン拠点が大口の商工業融資を横から拾う二段構えを取る。保険料の立て替えや資産運用は、地域の景気と別に回る収益源として独立した部門で伸ばしている。
十六行が地元でどれだけ融資を伸ばせるかが第一で、シカゴ圏から南部ウィスコンシン、西部ミシガンまで広がる商圏の景気を映す。保険料の立て替え融資は全米が舞台なので、金利水準と保険業界の動きが別口で業績を揺らす。
この会社をどう読むか
Wintrust Financial は一つの会社に見えて、中身はシカゴ圏の十六の銀行が別々の看板のまま並んでいる。
1991年12月に開いたレイクフォレスト銀行を第一号に、買収と新設を重ねて209拠点、総資産$71.1Bまで育った。免許を統合しなかったおかげで、預金を十六行に振り分けて預金保険の枠を広げるMaxSafeという商品も作れている。もう一つの顔は企業の保険料を分割で立て替える全米規模の専門金融で、地元の銀行網とは別の稼ぎ方をしている。
バランスシート (要約)
資産 $71.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7.3B(10%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$468M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $266M
- 売上成長率
- 5.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 310.1%
- ROE
- 11.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $910M
- フリーCF
- $860M
- 営業CFマージン
- 342.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $169M
- 配当性向
- 20.6%
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