水曜の米国株は4指数がそろって小幅安で、値幅らしい値幅は出なかった。その中で、AI関連の一角だけがはっきり上げている。
上げたのは演算する側ではない。信号を運ぶ側だった。
セムテックは過去最高の四半期を出した
セムテックが10.41%高の$140.80である。
前日の引け後に出した第2四半期の売上は過去最高の$341.9Mで、前年比33%増。調整後の1株利益$0.71も市場予想$0.61を上回った。市場が強く反応したのは次の四半期の見通しで、売上$410Mは予想を14%以上、1株利益$1.02〜1.08は予想$0.73を大きく超える。会社はデータセンターとIoT向けの受注の伸びを理由に挙げた。
SMTCSemtech▲10.41%
SIMOSilicon Motion Technology▲8.80%
TTMITTM Technologies▲8.37%ANETArista Networks▲5.92%
NVDANVIDIA▼1.59%
TTMは経営トップが自社株を買っていた
基板のTTMテクノロジーズは8.37%高の$121.70だった。
こちらは決算ではない。エドウィン・ロックス最高経営責任者が自社株1万株を市場で買い付けたことが、規制当局への届出で分かった。平均$111.77、約$1.1Mにあたる。同社は第2四半期にデータセンター・ネットワーク向けの売上が前年比91%伸び、全体の40%を占めるまでになっている。
高速イーサネット装置のアリスタ・ネットワークスは5.92%高で、超大型株の上昇率首位。記憶装置向け制御チップのシリコン・モーションも8.80%高だった。
見ておくのは、本体の数字が配線に返ってくるか
当のエヌビディアは1.59%安の$209.66で引けた。決算は引け後である。
配線側の上げは、AIの投資が続くという前提の上に乗っている。エヌビディアが示す次の四半期の見通しは、その前提を確かめる材料になる。数字が良くても投資の持続への疑いが消えなければ、この日の買いは先走りだったことになる。市場全体の動きは朝刊にまとめている。