SMTC
Semtechデータセンター向けの高速通信半導体と、遠距離・低消費電力の独自通信方式という、伸びる二つの分野に強みを持つ点が特徴。データ通信の高速化とIoTの広がりという長期の追い風を、両面で取り込める。独自方式は採用されると機器に組み込まれ、継続した需要を生む立ち位置にいる。
データセンター内の高速データ伝送に使う半導体や、遠距離・低消費電力で通信する独自方式(LoRa)の通信半導体、保護回路などの部品の販売が収益の柱。通信機器やIoT機器のメーカーへ供給する。データのやり取りと、つながる機器が増えるほど、これらの部品の需要が伸びる構造になっている。
半導体市況が冷えて機器の生産が減ると、部品の需要が落ちる。半導体は好不況の波が大きく、顧客の在庫調整で受注が振れる。借入の負担や、特定方式・顧客への依存、技術の世代交代への対応の遅れも、収益の重しになりうる。
配当を出さず、稼いだ資金を高速通信・IoT向け半導体の開発と、借入の返済に振り向ける経営。データセンターとIoTという成長分野に資源を集中させ、独自の通信方式の採用を広げながら、半導体市況の波に備えて稼ぐ力を育てる方針が特徴。
データセンター投資と、IoT機器の普及に依存する。高速・大容量のデータ通信の需要が伸びるか、低消費電力の通信方式が機器に広く採用されるか、半導体メーカーや機器メーカーとの関係を保てるか、そして半導体市況が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $550M(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$195M
- 他の流動資産$460M
- 固定資産$755M
- 流動負債$276M
- 長期借入金$491M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1B
- 売上成長率
- 15.5%
- 粗利率
- 51.6%
- 営業利益率
- 3.1%
- 純利益率
- −3.8%
- ROE
- −7.3%
- ROIC
- 2.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $181M
- フリーCF
- $171M
- 営業CFマージン
- 17.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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