シノプシスが13.39%高の$464.89で引けた。
6〜8月期の売上は前年比42%増の$2.48Bで、市場予想$2.44Bを上回った。調整後の1株利益$3.91も予想$3.67を超えている。
売上は設計の複雑さで決まり、出荷個数では決まらない
同社の商売は、チップそのものではない。
チップを設計するためのソフトと、設計済みで使い回せる回路の部品を売っている。設計者はゼロから描く代わりに、この道具と部品を買って組み立てる。
だから同社の売上は、半導体が何個売れたかより、半導体が何種類・どれだけ複雑に設計されたかで決まる。
AI向けチップは、設計の手間が増える一方だ
サシーン・ガジ最高経営責任者は、AIが前例のない複雑さを生んでいると述べた。
次世代のAI計算機、そのための設備、そして現実世界で動くAIをつくるには、これまでより多くの設計の手間がかかる。手間が増えるほど、それを肩代わりする道具の需要が増える──というのが同社の説明である。
通期の売上目標は$9.69B〜9.74Bへ、非GAAPの1株利益も$15.04〜15.10へ引き上げた。
同じ日、AMDは0.89%安・マイクロンは0.32%安
この日はエヌビディアが来期およそ70%の増収見通しを示して8.74%高となった日でもある。
ただし半導体が横並びで上げたわけではない。AMDは0.89%安、マイクロンも0.32%安で、上げたのはブロードコムの4.49%高くらいだった。
設計する側と、作る側前日比・8/27
SNPSSynopsys▲13.39%
NVDANVIDIA▲8.74%
AVGOBroadcom▲4.49%
AMDAdvanced Micro Devices▼0.89%
MUMicron Technology▼0.32%
作る側は互いに客を奪い合うが、設計の道具はどのチップが勝っても売れる。この日の値動きの差は、そこを見分けた結果でもある。市場全体の動きは朝刊にまとめている。
