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sodate Stories ・ 2026.08.28

シノプシス13.39%高。AIが設計を難しくするほど儲かる

6〜8月期の売上は前年比42%増の$2.48B。半導体そのものを作らず、半導体を設計する道具と部品を売る会社である。AI向けのチップが複雑になるほど設計の手間が増え、その手間を肩代わりする側に金が落ちる。通期の見通しも引き上げた。

SNPS13.39%NVDA8.74%AVGO4.49%2分で読める ・ sodate 編集部
カリフォルニア州マウンテンビューにあるシノプシスの本社。半導体設計ソフトの同社株はこの日13.39%高となった
LPS.1 · CC0

シノプシスが13.39%高の$464.89で引けた。

6〜8月期の売上は前年比42%増の$2.48Bで、市場予想$2.44Bを上回った。調整後の1株利益$3.91も予想$3.67を超えている。

売上は設計の複雑さで決まり、出荷個数では決まらない

同社の商売は、チップそのものではない。

チップを設計するためのソフトと、設計済みで使い回せる回路の部品を売っている。設計者はゼロから描く代わりに、この道具と部品を買って組み立てる。

SNPSSynopsys$464.8913.39%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $372$465
シノプシスの1か月。決算前は横ばいが続いていた

だから同社の売上は、半導体が何個売れたかより、半導体が何種類・どれだけ複雑に設計されたかで決まる。

AI向けチップは、設計の手間が増える一方だ

サシーン・ガジ最高経営責任者は、AIが前例のない複雑さを生んでいると述べた。

次世代のAI計算機、そのための設備、そして現実世界で動くAIをつくるには、これまでより多くの設計の手間がかかる。手間が増えるほど、それを肩代わりする道具の需要が増える──というのが同社の説明である。

通期の売上目標は$9.69B〜9.74Bへ、非GAAPの1株利益も$15.04〜15.10へ引き上げた。

同じ日、AMDは0.89%安・マイクロンは0.32%安

この日はエヌビディアが来期およそ70%の増収見通しを示して8.74%高となった日でもある。

ただし半導体が横並びで上げたわけではない。AMDは0.89%安、マイクロンも0.32%安で、上げたのはブロードコムの4.49%高くらいだった。

設計する側と、作る側前日比・8/27

作る側は互いに客を奪い合うが、設計の道具はどのチップが勝っても売れる。この日の値動きの差は、そこを見分けた結果でもある。市場全体の動きは朝刊にまとめている。

sodate Daily ・ 2026.08.28この日の朝刊を読む

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