本文へ移動
米国終値8/31
S&P 5007,686.14-0.33%
NASDAQ26,370.89-0.12%
Dow Jones53,185.90-0.70%
Russell 20002,956.45-0.54%
VIX14.92+0.49
ドル円159.70+0.24%
10年債4.76%+0.04
原油 WTI86.62+3.86%
4,507.20+0.65%
Stories 一覧に戻る
sodate Stories ・ 2026.08.28

フィグマ13.28%高。「AIに食われる」側が逆に買われた

決算を出していないのに二桁上げた銘柄が並んだ。設計ソフトのフィグマが13.28%高、アトラシアンが10.18%高、アドビも5.73%高である。2026年を通してこの一群は「AIが仕事を奪う側」として売られてきた。その前提が、この日は逆から疑われた。

FIG13.28%TEAM10.18%ADBE5.73%3分で読める ・ sodate 編集部
アトラシアンの日本法人が入るオフィス。協業ソフトの同社株はこの日10.18%高となった
Thirteen-fri · CC BY-SA 3.0

決算を出していないのに二桁上げた銘柄が、この日は何本も並んだ。

設計ソフトのフィグマが13.28%高、協業ソフトのアトラシアンが10.18%高、アドビも5.73%高である。

2026年のソフトは「食われる側」だった

この一群は、今年ずっと同じ理由で売られてきた。

AIが文章も絵も設計も自分で作れるなら、それを作る道具を売る会社は要らなくなる──という見立てである。道具の値段は、道具が要らなくなる速さで割り引かれてきた。

ソフト各社の木曜前日比・8/27

この日はその割引が外れた。ソフト関連のETFは1日で6.5%上げている。

数字を出した側が、見立てを崩した

きっかけは、同じ夜に出たソフト各社の決算だった。

セールスフォースはAI事業のAgentforceとData 360の年間経常収入が$3.9Bを超え、前年比210%以上伸びたと発表した。製薬向けのヴィーバ・システムズも、顧客管理システムVault CRMが過去最高の四半期となり、稼働中の顧客が180社を超えたと述べている。

AIが業務ソフトの売上を食っているなら、これらの数字は出ない。むしろAIを売る場所として、既存のソフトが使われていた。

CRMSalesforce$252.0522.58%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $181$252
セールスフォースの1か月。AI事業の数字が出た1日で、8月の下げをすべて戻した

買われたのはソフトだけだった

同じ日に半導体は連れ高していない。AMDは0.89%安、マイクロンも0.32%安である。

つまりこの日の動きは「AI関連が上がった」ではない。AIによって稼ぐ側と、AIによって消える側の線が引き直された、という話である。フィグマやアドビのように決算を伴わない上げは、その線引きの変更だけで動いている。

線は、次の決算でまた引き直される。決算を出さずに上げた銘柄ほど、確かめる材料を持っていない。市場全体の動きは朝刊にまとめている。

sodate Daily ・ 2026.08.28この日の朝刊を読む

きょうのほかの記事

  1. 1オクタ28.63%高 ── AIエージェント警備の仕事を増やした
  2. 2バーリントン7.64%安。関税の還付$55Mを全部値下げに使うと言った
  3. 3ホーメル10.25%安。値上げは効いたが、買うが7.4%減った
  4. 4シノプシス13.39%高。AIが設計を難しくするほど儲かる

関連銘柄