株も債券も売られた火曜に、エネルギー株だけが逆に上げた。
11業種で上げたのはエネルギーの1.30%高だけである。背景には、中東から続く原油の供給の不安がある。
- エネルギー▲1.30%
- 素材▼0.45%
- 金融▼0.53%
- 資本財▼0.59%
- 不動産▼0.61%
- 公益事業▼0.86%
- コミュニケーション・サービス▼1.08%
- 情報技術▼1.13%
- 生活必需品▼1.37%
- 一般消費財▼1.72%
- ヘルスケア▼1.73%
ブレントは$108前後。止まった迂回路に、攻撃が重なった
Yahoo Financeによると、ブレントは1.9%高の$108前後、WTIは2.2%高の$105前後で推移した。
サウジアラビアは、ホルムズ海峡を通らずに紅海へ原油を運ぶ東西パイプラインを止めたままである。修理に数週間かかるとの見方もある。
そこにイエメンのフーシ派の攻撃が重なった。Arab Newsによると、月曜にハミス・ムシャイトやアブハなどがミサイルと無人機で狙われ、民間人13人がけがをした。
火曜の朝には、紅海側の積み出し港ヤンブーなどにも警報が出た。サウジが率いる連合軍は、断固として対処すると表明している。
トランスオーシャン8.99%高、バラリス8.56%高
上げが目立ったのは、海の油田で掘削の設備を貸す会社である。
トランスオーシャンが8.99%高、バラリスが8.56%高、ノーブルが6.08%高となった。
RIGTransocean▲8.99%
VALValaris▲8.56%
NENoble Corp▲6.08%- CVICVR Energy▲7.28%
PBFPBF Energy▲6.14%
DINOHF Sinclair▲4.99%
原油を燃料に作り替える精製の会社も上げた。CVRエナジーが7.28%高、PBFエナジーが6.14%高、HFシンクレアが4.99%高である。
石油大手も上げ、上位の銘柄に並んだ
時価総額の大きい会社でも、上げの上位にエネルギーが入った。
シェブロンは2.64%高、エクソンモービルは2.57%高だった。株価が下がった超大型の銘柄が多いなかで、そろって値を上げている。
次に見るのは、パイプラインの修理の時期
東西パイプラインがいつ動き出すかで、原油の値段は大きく変わる。OilPrice.comによると、紅海側の積み出し港ヤンブーの在庫が、再開の前に尽きるとの心配も出ている。
原油高は物価を押し上げ、金利の上昇にもつながる。16日の利上げの判断と合わせて見ておきたい。
朝刊は9月16日号に。

