暗号資産の業界が待っていた法案が、上院で止まった。
コインベース・グローバルは10.10%安の$172.11で引けた。ドル連動の暗号資産USDCを出すサークル・インターネット・グループは、11.41%安の$86.30である。
CRCLCircle Internet Group▼11.41%COINCoinbase Global▼10.10%
BLSHBullish▼5.74%
MSTRStrategy▼5.36%
HOODRobinhood Markets▼3.39%
賛成46・反対43で、60票に届かなかった
止まったのは「デジタル資産市場クラリティー法」である。暗号資産をどこが監督するかを、証券取引委員会と商品先物取引委員会の間で分ける内容だ。
15日の午後に、審議を先へ進めるかを決める採決があった。CoinGapeによると、非公式の集計で賛成46・反対43となり、必要な60票に届かなかった。
民主党が反対。争点は大統領一族の暗号資産事業
CoinDeskによると、反対に回った民主党議員は倫理の規定が足りないと主張した。トランプ大統領の一族が手がける暗号資産事業を、十分に縛れないという理由である。
共和党は民主党の最後の対案を受け入れなかった。CoinGapeによると、法案の交渉に加わっていたウォーナー議員やジリブランド議員も反対票を投じている。
ブリッシュ5.74%安、ストラテジー5.36%安
法案が通れば、暗号資産をどこが監督するかがはっきりするはずだった。その見通しが遠のき、関連の株が売られた。
暗号資産の取引所のブリッシュは5.74%安、個人向けの証券アプリのロビンフッド・マーケッツは3.39%安である。ビットコインを大量に持つストラテジーも5.36%安だった。
サイト掲載のビットコインは3.28%安の75,602ドル、イーサリアムは4.66%安である。CoinDeskは、翌日に利上げの判断が控えていることにも触れている。
次に見るのは、来年の議会の顔ぶれ
CoinDeskによると、今回の失敗で年内の成立はほぼなくなった。来年の議会は与野党の勢力が割れる見込みで、次の審議の時期は見えない。
コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、採決の前に60票を超えると楽観していた。業界が次にどう働きかけるかを見たい。
朝刊は9月16日号に。




