米国の買い物は、8月に持ち直した。
商務省によると、8月の小売売上は前の月から1.2%増えた。AP通信によると、予想は0.7%増だった。7月は0.5%減っていた。
中核の売上は1.4%増、ネット通販と外食がけん引
景気を見るうえで重視されるのが、振れの大きい品目を除いた数字である。
自動車、ガソリン、建材、外食を除いた中核の売上は1.4%増えた。AP通信によると、伸びをけん引したのはネット通販と外食、家電、スポーツ用品だった。
ガソリンの値上がりも、数字を押し上げた
小売売上は、金額で数える。値段が上がれば、買う量が同じでも数字は増える。
AP通信によると、レギュラーガソリンは9月9日時点で1ガロン$4.37と、戦争の前より47%高い。ガソリンスタンドの売上も、値上がりで膨らんだ。ガソリンスタンドを除いても、売上は1.1%増えている。
前日の「外食の来店2.4%減」とどう違うか
9月16日号では、Placer.aiの集計で8月の外食の来店が前年より2.4%減ったと書いた。
来店は人数、小売売上は金額で、比べる相手も前年と前月で違う。値上げが続く中では、来る人が減っても売上は伸びうる。2つの数字は、同じ外食の別の面を映している。
同じ日の午後、FRBは利上げを決めた
数字が出た日の午後、FRBは政策金利を0.25%上げた。AP通信によると、8月の物価は前年から3.4%上がっている。
売上の強さは、株を押し上げなかった。アマゾン・ドット・コムは0.99%安、ウォルマートは0.55%安、外食のチポトレ・メキシカン・グリルは3.30%安である。
AMZNAmazon▼0.99%
WMTWalmart▼0.55%
CMGChipotle Mexican Grill▼3.30%
Navy Federalのヘザー・ロング氏は、米国の消費者はまだ財布を開いているとAP通信に話した。次に見るのは、ガソリン高が続く秋に買い物の勢いが保てるかだ。
朝刊は9月17日号に。


