米国で唯一の「農業向けGSE」という構造的に独占的な立ち位置。Fannie・Freddieが住宅ローン、Farmer Macが農業ローンと、米国GSE業界での明確な役割分担。農業バンキングという地味で参入障壁の高いニッチ市場の中央プレイヤーで、長年にわたって安定した利益を出している。
売上の柱は、農業ローン・農村インフラローンの二次市場運営から得られるネット金利収入。地方農業銀行・農業信用組合からローンを買い取り、自己ポートフォリオに組み入れるか、保証付き証券(Farmer Mac Guaranteed Securities)として再販する。これに加えて、ローン保証手数料、AgVantage資金調達商品の手数料収入も。
米国農業の景気後退(穀物価格急落、農地価格下落)でデフォルト率上昇。GSE改革議論で特殊地位が見直されるリスク(過去にFannie/Freddieが受けた金融危機後の再構築のような事態)。気候変動による農業セクターの構造変化、農村インフラ投資の予算削減、Fannie/Freddieのような大手GSEとは違って規模が小さいゆえの市場流動性リスク。
配当あり。Brad Nordholm CEO主導で、保守的な貸出規律と、GSEとしての公共的役割(農業セクターへの流動性供給)の両立を重視する経営。配当は10年以上連続増配の傾向、自社株買いも一定規模で継続するバランス型のキャピタルアロケーション。
米国農業の景気(穀物価格、家畜価格、農地価値)、農業ローン需要、農村インフラ整備(電力、ブロードバンド等)への投資、米国農務省(USDA)との関係、GSE特殊地位の維持、金利環境(ネット金利スプレッド)に依存する。
バランスシート (要約)
資産 $35.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(5%)。
自己資本が同業の中でも薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$931M
- 長期借入金$19.5B
- 短期借入金$11.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $80M
- フリーCF
- $80M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $89M
- 配当性向
- 42.9%
AGM-A の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…