CGAU
Centerra Gold金を掘る会社でありながら、他社のモリブデン鉱石を買って加工する工場まで持つ点が珍しい。トルコとカナダに現場を分け、金相場ひとつに命運を預けずに済む形をつくっている。
トルコのÖksüt鉱山では掘り出した金を現地でドレ地金に仕上げ、精錬所へ送って売る。カナダのMount Milligan鉱山は金と銅を含む精鉱を製錬所や商社に卸す。Langelothの工場は他社から買ったモリブデン精鉱を加工し、鋼や化学向けの材料に変えて売る。
相場が下がれば掘った分の実入りが細るのは鉱山会社の宿命である。この会社にはもう一つ、Langelothで仕入れ値と加工賃の差が縮むと利益が消える弱さがある。中央アジアの大鉱山を政府との対立の末に手放した過去もあり、資源国の政治は常に頭の上にある。
配当を出しながら、鉱山の数と金属の種類の両方で偏りを減らす運営を続けている。政情の読める国に現場を置く方針が一貫しており、探鉱から閉山後の復元までを自社で回す。
金と銅とモリブデン、三つの相場が同時に効いてくる。加えてトルコとカナダの双方で許認可と税制が安定して続くかどうかが、操業の土台になる。
この会社をどう読むか
Centerra Gold は金鉱会社と呼ばれるが、その呼び方だと稼ぎの一部が視界から消えてしまう。
トルコのÖksüt鉱山とカナダのMount Milligan鉱山は、地理も鉱石の質も違う二つの現場だ。そこにLangelothの工場が加わり、他社から買った鉱石を加工して売る商売まで抱える。掘る、買う、加工する。この三本立てが、金相場の単一事業打法から距離を置く仕掛けになっている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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