
EVGO
EVgo充電スポットの検索アプリPlugShareを自社で持ち、利用者の行動データが手元にたまる点が他社にない。給油所チェーンなどの提携先に出資と建設を任せ、自社網に組み込むEVgo eXtendという方式も併せ持つ。
全米47州に1200カ所超の急速充電器を構え、そこで売る電力の料金が主な収入源になる。個人の運転者に加えて配送や相乗りの商用車も客で、自動車メーカーが自社アプリに充電機能を組み込むEVgo Insideのような提携からも収入が入る。
電気自動車の販売が伸び悩めば、充電器の稼働率が上がらず投資回収が遅れる。競合大手が自社の充電網を他社の車にも開放する動きが進めば、独自の強みだった対応車種の広さが薄れる。
自前の充電網を広げる投資を優先し、給油所や自動車メーカーとの提携契約を積み増す形で規模を追う。単独では黒字化していない事業を、提携先の資本と顧客基盤を借りて育てる進め方が目立つ。
電気自動車が街にどれだけ増えるかで稼働率が決まり、提携先や補助金の枠組みが投資の速さを左右する。2025年末で米国のバッテリー式電気自動車は約570万台、登録車全体の1.9%にすぎない。
この会社をどう読むか
EVgoの充電器の前に立つのは、必ずしも個人の運転者だけではない。配送トラックや相乗りの車列、そして自動車メーカーのアプリ越しに充電の予約を入れるドライバーまで、顧客の顔ぶれは想像より広い。
土地と建設費を提携先に持たせて自社網に取り込むやり方は身軽だが、その分だけ相手の都合に収益が振られる。電気自動車は米国の登録車のまだ1.9%にすぎず、この比率が上がる速さがそのまま充電器の稼働率になる。
バランスシート (要約)
資産 $965M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$151M
- 他の流動資産$145M
- 固定資産$668M
- 流動負債$135M
- 長期借入金$204M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $384M
- 売上成長率
- 49.6%
- 粗利率
- 21.0%
- 営業利益率
- −28.8%
- 純利益率
- −10.8%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$124M
- 営業CFマージン
- −2.0%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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