FLOC
Flowco Holdings衰えていく油井の生産量を保つ装置に的を絞り、レンタルと役務、ガス回収を一体で提供する専門性が最大の強み。三社の統合で生まれ、シェールの現場に深く食い込んでいる。月々のレンタル料という安定した収入を土台に、原油価格の波を和らげる、油田生産の最適化に特化した立ち位置にいる。
シェールの油井は時間とともに自噴の勢いが衰えるため、ガスを送り込んで原油を押し上げる圧縮機などの装置を貸し出し、生産量を保つ役務が収益の柱。あわせて、油井から漏れるガスを回収して有効活用し、排出規制への対応も助ける。多くは月々のレンタル料で安定して入る。装置の稼働台数と原油価格に左右される発注で稼ぐ構造になっている。
原油価格が下落すると、シェールの開発投資と生産が細り、装置のレンタル需要が減る。油田サービスの巨大企業が同じ分野を強化すれば競争が激しくなる。排出規制が緩めば、ガス回収の装置の需要が鈍る。上場直後で大株主の保有比率が高く、その売却が需給の重しになる恐れもある。
配当を出さず、現金を装置への投資と借入の返済に充てる経営。上場で得た資金を成長に振り向け、レンタルの稼働を積み上げる。排出規制への対応というガス回収の需要を取り込み、買収で品揃えを広げる方針が特徴になっている。
シェールの生産と、原油価格、排出規制に依存する。シェールの開発業者が採掘に投資を続け油井の生産を保とうとするか、原油価格が発注を支える水準を保つか、ガス回収の装置への排出規制の追い風が続くか、そして上場後の成長を借入を抑えながら続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $229M(14%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$256M
- 固定資産$1.4B
- 流動負債$78M
- 長期借入金$168M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $760M
- 売上成長率
- 41.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 19.6%
- 純利益率
- 5.4%
- ROE
- 18.1%
- ROIC
- 29.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $294M
- フリーCF
- $167M
- 営業CFマージン
- 38.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $7M
- 配当性向
- 16.2%
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