貸出の中身そのものより、HB Realtyという不動産投資信託(REIT)子会社に$578.4Mの住宅ローンを移して税務上の扱いを整えている点が変わっている。REITの成立要件である株主100人を満たすため、従業員に優先株を配るところまでやっている。
ジェファーソンシティの本店を含む18の拠点で預金を集め、商工業向けの融資と商業・住宅の不動産融資に回して利ざやを取る。2025年からはここに資産運用と信託を第二の報告セグメントとして並べ、手数料で稼ぐ柱を作り始めた。
地元の失業が増えるか不動産の値が下がれば、担保割れと焦げ付きが同時に来る。預金の奪い合いは他行だけでなく信用組合やMMFとも起きていて、調達コストが上がれば利ざやが細る。
銀行の源流は1865年創業のExchange National Bankにさかのぼる。持株会社も1992年の設立時はその名を継ぎ、2007年に今の社名へ改めた。舵の切り方は速くなく、2025年の資産運用部門の切り出しが久々の構造変更にあたる。
稼ぎの源は預金に払う金利と貸出金利の差なので、金利が下がる局面では貸出の利回りのほうが先に落ちる。融資先が中部・西中部・南西ミズーリとカンザスシティ圏に集中しているため、この一帯の雇用と不動産価格が土台になる。
この会社をどう読むか
Hawthorn Bancsharesは2024年まで報告セグメントが「銀行」ひとつだけで、2025年の資産運用の切り出しが久しぶりの構造の変化にあたる。
本体はミズーリ州ジェファーソンシティに本店を置き、18の拠点と266人の従業員で回る規模にとどまる。融資先も中部から南西部のミズーリとカンザスシティ圏にほぼ収まっており、地元の雇用と不動産価格がそのまま資産の質になる。源流である1865年創業のExchange National Bankの時代から、商いをする土地の範囲そのものは大きく動いていない。
バランスシート (要約)
資産 $1.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $174M(9%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$104M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 13.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $27M
- フリーCF
- $23M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $5M
- 配当性向
- 22.8%
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