安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
標準的な点滴ポンプは磁性の部品を含み、MRIの磁場で暴走しかねない。同社の製品は非磁性の超音波モーターなどで、15,000ガウスの磁場下でも安定して動く設計を貫いてきた。この技術の壁が、大手の医療機器会社の参入を防いできた。
MRI検査室の中でも安全に動く非磁性の点滴ポンプ「MRidium」本体を病院に売り、あわせて専用の使い捨てチューブや周辺機器を継続して供給する。本体の販売より、消耗品と保守の積み上げが利益を安定させる土台になっている。
病院の設備投資が冷え込めば、本体の新規販売が鈍る。市場そのものが小さく特殊なため、伸びしろに天井がある。当局の品質審査で指摘を受ければ出荷が止まる危険もあり、独占に近い立場である分、一つの製品ラインへの依存度が高い。
消耗品と保守による継続収入を積み上げながら、配当も維持する堅実な経営。1992年にオクラホマで創業し、2014年にデラウェアの法人として再編してから、この特殊な領域一本に集中してきた。
病院がMRI室向けの設備投資を続けるかと、検査の件数の伸びに頼る。ほぼ唯一の作り手という立場を保てるかどうかも、価格や利益率を左右する。
資産 $109M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $95M(87%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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