
KOF
Coca-Cola FEMSA単なる飲料メーカーではなく、9カ国にまたがる自前の配送網を持つ。コカ・コーラ以外のブランドの配送まで請け負う点が、他の地域ボトラーと違う。
コカ・コーラ社から濃縮原液を仕入れ、自社工場で瓶詰めして販売する、いわゆるボトラー事業。世界のコカ・コーラ全体の出荷量のうち12.3%をこの1社が担う。加えてモンスターのエナジー飲料や、地域によってはハイネケン系のビールなど他社ブランドの配送も請け負い、配送網そのものを稼ぐ手段にしている。
ボトラー契約はコカ・コーラ社が更新を拒めるため、関係が崩れれば事業の土台そのものを失う。アルゼンチンの物価高騰のような通貨の混乱は、決算をペソ建てで見るか米ドル建てで見るかで印象が一変するほど歪める。
親会社FEMSAとコカ・コーラ社の二大株主の合意のもとで経営し、AIを使った営業支援ツールJuntos+で配送先の開拓を進める。
コカ・コーラ社と結ぶボトラー契約(10年ごとの自動更新)の継続と、砂糖や包装材といった原料費の水準に左右される。アルゼンチンのような物価高騰の国を抱え、通貨換算が業績を大きく揺らす。
この会社をどう読むか
Coca-Cola FEMSAが持っているのは、55の瓶詰め工場と256の配送センター、そして210万カ所に及ぶ販売先だ。飲料メーカーというより、中南米9カ国に張り巡らされた物流網と呼んだほうが実態に近い。
コカ・コーラ社から原液を買い、瓶詰めして届ける契約の上に事業全体が乗っているため、その関係が崩れれば会社の存立基盤が揺らぐ。一方でこの配送網を使ってモンスターやビールまで運ぶようになり、原液の仲介役から物流の担い手へと役割を広げている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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