MLAB
Mesa Laboratories汎用の計測器を幅広く売る道は取らず、滅菌や計測の正しさを法令で証明する義務がある現場だけを狙う。狭いぶん値付けの主導権を握りやすく、消耗品と試験サービスで長く稼げる。
滅菌の効きを確かめる指示薬、遺伝子を調べる装置と消耗品、バイオ医薬の研究に使う分析装置、計測値を校正する製品という四つの部門を持つ。装置の売り切りより、使うたびに減る消耗品と、保守や校正、試験のサービスから繰り返し入る収入が効く。
製薬や医療分野の研究・生産への投資が冷えると、装置の新規販売がまず鈍る。買収を重ねて背負った借入は、金利が上がる局面や統合がもたつく局面で負担になりやすい。狭い専門分野に収益が偏っているため、その分野の逆風がそのまま業績に響く。
「メサ・ウェイ」と呼ぶ自社の改善の型を、買収した事業にもそのまま当てはめて運営する。配当を出しながら、隣接分野の買収で扱う品目を広げ続けている。
製薬や医療の現場が品質管理にどれだけ金をかけ続けるか、そして導入済みの装置に対して消耗品と試験サービスの利用が積み上がるかで数字が決まる。買収した事業を自社の型に馴染ませられるかも効いてくる。
この会社をどう読むか
Mesa Laboratoriesは、1982年にコロラドで生まれてから、地味だが欠かせない仕事を続けてきた。滅菌はきちんと効いたか、その装置の計測値は狂っていないか。それを確かめる道具を、製薬や医療の現場に売る会社だ。
装置そのものより、繰り返し買われる消耗品や、校正・試験のサービスが収益の芯にある。安全と品質が法令で厳しく問われる狭い専門分野に的を絞り、「メサ・ウェイ」と呼ぶ改善の型を軸に、買収した事業も同じやり方で束ねてきた。研究開発の投資が冷えれば装置の新規販売から鈍るが、消耗品の需要は相対的に底堅い。
バランスシート (要約)
資産 $428M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $186M(44%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$27M
- 他の流動資産$79M
- 固定資産$321M
- 流動負債$62M
- 長期借入金$68M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $249M
- 売上成長率
- 3.4%
- 粗利率
- 63.5%
- 営業利益率
- 7.4%
- 純利益率
- 2.7%
- ROE
- 3.6%
- ROIC
- 5.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $43M
- フリーCF
- $40M
- 営業CFマージン
- 17.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $4M
- 配当性向
- 52.5%
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