NMIH
NMI Holdings古い契約の重荷を持たない出自の身軽さと、一件ごとのデータ値付けの先行が最大の強み。損失率の低さと資本の効率は業界でも上位にある。住宅を持ちたい家計の頭金不足という恒常の需要を、最も新しい設計で引き受ける若手の立ち位置にいる。
頭金の少ない住宅ローンに義務づけられる民間保険の保険料が収益の柱。危機後の設立ゆえ古い契約の傷がなく、保有する保険はすべて新しい審査基準のものになる。一件ごとにデータで値付けする方式を業界に先駆けて導入した。保険残高の積み上げと低い損失率で稼ぐ構造になっている。
失業の急増と住宅価格の下落が重なると、保険金の支払いが資本を削る。業界の値下げ競争は新規契約の利幅を絞る。金利の高止まりはローン組成の入り口を細らせる。少数の寡占業界ゆえ、一社の値崩しが全体の規律を壊しうる。
配当を出さず、利益を自社株買いと保険残高の成長に振り向ける経営。再保険でリスクを外に流し、資本の回転を高める。値付けの規律を守り、シェアより採算を優先する方針が特徴になっている。
住宅ローンの組成と、雇用と住宅価格、再保険の活用に依存する。新規ローンの組成が保険の残高を積み増すか、雇用の安定が延滞を低く抑えるか、住宅価格が担保価値を支えるか、そして再保険で資本の効率を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.6B(67%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$44M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $706M
- 売上成長率
- 8.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 55.1%
- ROE
- 15.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $419M
- フリーCF
- $413M
- 営業CFマージン
- 59.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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