鉱山の操業者も自社で、採掘から乾燥、粒の成形、袋詰めまでを社内で完結させている。掘った同じ粘土を、家庭向けの小袋から農業向けの貨車1両分までひと続きの製品群に仕立てている。
掘った粘土を用途ごとに加工し分ける。小売店の棚に並ぶ猫砂、工場の油を吸わせる産業用の吸着材、食用油の精製に使う漂白土、農業・園芸向けの粒剤へと振り分けて売っている。
猫砂は小売の自社ブランド向けが多く、値上げの主導権を握りにくい。粘土は重くかさばるので、燃料費が上がれば薄い利幅から先に削られる。鉱山と工場を自前で抱える分、稼働が落ちても固定費は残る。
保有する鉱区は68カ所にのぼり、ジョージア州とミシシッピ州に集中する。ネバダ州とテネシー州の埋蔵地は掘らずに寝かせており、原料の手当ては急がず長い目で進める。
原料は買わずに掘るため、採掘と乾燥にかかる燃料費、そして重い荷を運ぶ輸送費が採算を決める。猫を飼う世帯数と、産業・農業向けの用途をどれだけ開拓できるかが売上の幅を決める。
この会社をどう読むか
Oil-Driが売っているのは猫砂だが、事業の起点はシカゴの本社ではなく、南部の露天掘りの現場にある。掘り出すのはカルシウムベントナイトやアタパルジャイト、珪藻頁岩といった吸着性の高い鉱物で、同社はこれらをまとめてフラーズアースと呼ぶ。
同じ粘土が、乾かし方と粒の作り方の違いで別の商品になる。粉にすれば食用油の精製や動物用の製品になり、独自の製法で球形に整えれば工業用の粒剤になる。ミシシッピ州やジョージア州、カリフォルニア州、カナダのケベック州、英国の工場がその出口を担っている。
バランスシート (要約)
資産 $392M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $259M(66%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$50M
- 他の流動資産$127M
- 固定資産$214M
- 流動負債$69M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $486M
- 売上成長率
- 11.0%
- 粗利率
- 29.5%
- 営業利益率
- 14.0%
- 純利益率
- 11.1%
- ROE
- 20.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $80M
- フリーCF
- $48M
- 営業CFマージン
- 16.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $8M
- 配当性向
- 15.5%
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