QXL
Quantum X Labs量子計算機を一台仕上げることに集中するのではなく、誤り訂正の道具、臨床試験向けの計算手法、量子ジャイロと、性格の違う会社の持ち分を並べて抱える。自社では冷却した原子を光ピンセットで並べる方式の計算機を追う。
いま現金を生んでいるのは、イスラエル子会社Gix Mediaのネット広告と、文章作成を助けるAI製品Bubblの定額課金だ。2026年3月に完全子会社にした量子部門が抱えるのは、輸送や創薬、安全保障に向けた計算手法と、衛星測位に頼らない位置測定の技術だ。こちらの売上はまだ立っていない。
2025年12月期は純損失$20.8M、累積欠損$46.0Mで、手元現金は$1.0Mまで細り、監査で継続企業の前提に疑義がついた。債権者との債務再編の交渉も進行中で、ナスダックの上場基準を保てるかも別に問われている。
買った会社には自社株で払い、成果が出たらさらに株を渡す形を重ねてきた。Zaxis、Emerald Medical、Virtual Crypto、Viewbixと看板を替え続けた末に、いまは量子を掲げている。
買収の対価は株式で払っており、発行済みの約4割が相手側に渡ったうえ、達成条件つきでさらに1,270万株余りを出す約束が残る。研究を続ける資金は外部調達に頼っており、その調達が続くかが会社の寿命を決める。
この会社をどう読むか
この会社の登記名はこれで5つめになる。Zaxis Internationalに始まり、Emerald Medical、Virtual Crypto、Viewbixと替わってきた。2026年4月からのQuantum X Labsも、時代の中心の側へ器ごと移った結果だ。
現金を生んでいるのは、いまも変わらずイスラエルのネット広告のほうだ。2026年3月に買った量子技術の集合体は、誤り訂正の道具から量子ジャイロ、冷却原子を光ピンセットで並べる計算機まで幅広く抱えるが、いずれも売上前の段階にある。純損失$20.8Mと継続企業の前提への疑義を抱えたまま、看板だけが先に架け替えられた形になっている。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(46%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$634K
- 固定資産$9M
- 流動負債$4M
- 長期借入金$586K
- 短期借入金$781K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −386.6%
- ROIC
- −26.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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