本文へ移動
米国終値9/7
S&P 5007,718.60-0.38%
NASDAQ26,506.99-0.29%
Dow Jones53,414.25-0.51%
Russell 20002,975.65+0.25%
VIX15.30+0.77
ドル円154.02-1.39%
10年債4.78%+0.02
原油 WTI92.64+1.27%
4,455.10+0.57%
Stories 一覧に戻る
sodate Stories ・ 2026.07.25

AIに金を使わない会社が、いちばん買われた ── アップル+3.5%「嵐の中の港」

半導体もハイパースケーラーも、AIに巨額を投じる会社が軒並み売られた金曜。逆に買われたのは、AI設備投資の軽いアップルやIBMだった。ある証券会社はアップルを「嵐の中の港」と呼んだ。1週間の相場が、市場の選別軸を「AIに大金を使う側は罰、使わない側は報い」へと反転させつつある。

2分で読める ・ sodate 編集部
アップルの本社アップルパーク。AI設備投資の嵐を避ける「港」として、低capexのアップルが買われた
Daniel L. Lu (user:dllu) · CC BY-SA 4.0

金曜の相場には、はっきりした選別があった。AIに巨額を投じる会社が売られ、AIに金をあまり使わない会社が買われたのだ。

その象徴がアップルだった。約3.5%高。証券会社ベアードはアップルを「嵐の中の港」と表現し、目標株価を引き上げた。港とは、AI設備投資の嵐から資金が逃げ込む避難先という意味だ。アップルの設備投資はアルファベットの20分の1以下とされ、その「身軽さ」がこの日はプレミアムになった。自社のApple Mapsがフォードの次世代EVに採用される発表も、車載ソフトの広がりとして好感された。

IBMも3.7%高。ただしこちらは決算が良かったからではない。7月に発表したQ2は売上も利益も予想に届かなかった。それでも金曜に買われたのは、半導体安を尻目に「AIに大金を使わない、稼ぐ力のあるソフト・サービス系」として資金が回ってきたからだ。高採算のソフトウェア部門が約5%伸びていた点だけが、明るい材料として拾われた。

内需のホーム・デポや決済のマスターカードも小幅高で、景気に左右されにくい安定収益の会社に資金が向かった。半導体という「未来の成長」が疑われるほど、「今の確かな稼ぎ」に光が当たる構図だ。

読み解くべきは、この選別軸が定着するかだ。数週間前まで、AIに大きく投資する会社ほど買われていた。それが「投資の回収はいつなのか」という問いの前で反転した。使う側が罰され、使わない側が報われる——この物差しが続くなら、相場の主役は静かに入れ替わる。

sodate Daily ・ 2026.07.25この日の朝刊を読む

きょうのほかの記事

  1. 1貸す側は最高益、借りる側は暴落 ── デジタルリアルティ+11%とコアウィーブ-11%が同じ日に起きた
  2. 2昨日『ありがとう』買われたメモリが、24時間で捨てられた ── マイクロン急反転
  3. 3病院と油田が、チップ安を相殺した ── テネット+17%・SLB+11%の決算ブロックバスター
  4. 4チップ崩れたに、ボール逆行高した ── パッケージ株への旧経済の防御買い

記事に出てくる会社の経営者

関連銘柄

この記事の会社の裏にいる会社

開示に書かれた仕入れ先・委託先の記録です。編集部の推論で、事実の報告ではありません。