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sodate Stories ・ 2026.08.04

アマゾン$3T到達。5社目の顔ぶれが示すもの

アマゾンの時価総額が初めて$3Tを超えた。エヌビディア・アルファベット・マイクロソフト・アップルに次ぐ5社目で、5社のうち4社がクラウドかAI半導体を本業に持つ。同じ日にオラクルが9.22%高、メタが6.02%高と大型テックがそろって上げており、先週の決算で示された受注残と契約残高が、株価の裏付けとして機能し続けている。

AMZN2.50%ORCL1.15%META0.98%2分で読める ・ sodate 編集部
オラクルの本社。この日の超大型株では最大の9.22%高となった
Håkan Dahlström · CC BY 2.0

アマゾンは月曜、4.58%高の$284.02で引け、時価総額が初めて$3Tを超えた。

この規模に届いた会社は、これで5社になる。エヌビディアアルファベットマイクロソフトアップル、そしてアマゾンだ。

5社のうち4社が同じ商売をしている

顔ぶれを並べると、5社のうち4社はクラウドかAI用の半導体を本業に持つ。エヌビディアはAIの計算に使う半導体を作り、アルファベット・マイクロソフト・アマゾンはその半導体を大量に買って計算資源として貸している。純粋な消費者向けの製品会社はアップル1社だけだ。

しかもアップルは、この日1.78%安と5社で唯一下げている。先週の決算でメモリの高騰が来期の利益率を削ると示したためで、部品を買う側の弱さがそのまま出た形になる。

上位5社の並びが「計算資源を売る側」に寄っているのは、株式市場がこの数年どこに資金を置いてきたかを、そのまま映している。

$496Bと$678Bが今週も効いている

アマゾンが$3Tに乗ったのは、この日に新しい発表があったからではない。先週の決算でクラウドのAWSが前年比37%増へ加速し、契約残高$496Bを示したことの続きだ。

同じ流れが他社にも及んだ。オラクルが9.22%高でこの日の超大型株では最大の上げになり、メタが6.02%高、マイクロソフトが4.93%高、アルファベットが4.88%高。

オラクルには先週発表したグーグルとの提携の続きがあり、Gemini の各モデルを自社の業務ソフトへ組み込む話が評価されている。メタについてはモルガン・スタンレーが、膨らんだAI投資は回収できるという見方を示したと報じられた。メタは前週、設備投資の膨張と利益未達で7.95%安になっていたから、その戻りにあたる。

7月22日と同じ読み替えが起きている

ここで一度立ち止まる価値がある。今週買われている材料の多くは、先週すでに公表された数字だ。アマゾンの契約残高$496Bも、マイクロソフトの受注残$678Bも、内容は1週間前から変わっていない。

変わったのは、市場がその数字を「投資の重さ」の側から読むか、「回収の裏付け」の側から読むかという枠組みのほうである。7月下旬には前者が支配的で、設備投資の引き上げは売り材料だった。8月に入って後者へ振れた。

同じ決算書が正反対に読まれる現象は、7月22日のアルファベットで一度起きている。だとすれば、枠組みはまた振れ得る。$3Tという数字は達成の記録ではあるが、読み方が変わらない保証ではない。

sodate Daily ・ 2026.08.04この日の朝刊を読む

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