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America Movil
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メキシコのショッピングモール内にある Telcel(テルセル)店舗。Telcel は America Movil の中核ブランドで、同社の本国メキシコにおける最大の携帯通信サービス。青地の看板に白い「telcel」ロゴがはっきり読める。
メキシコのショッピングモール内にある Telcel(テルセル)店舗。Telcel は America Movil の中核ブランドで、同社の本国メキシコにおける最大の携帯通信サービス。青地の看板に白い「telcel」ロゴがはっきり読める。
強み

一国に閉じた通信会社と違い、メキシコから中南米の大半、さらに中東欧までを一つの網でつなぎ、周波数と設備投資を分散させている。Claroという単一ブランドで携帯も固定も放送も各国で束ねる手法も特徴的だ。

成長ドライバー

メキシコのTelcelを含む各国の通信子会社から、携帯、固定回線、ブロードバンド、有料放送の月額利用料を集める。国ごとに周波数の免許を落札して維持する必要があり、更新や追加取得ができるかどうかが通信品質をそのまま決める。

リスク

周波数の獲得競争に敗れれば通信品質で見劣りし、契約者が離れる。現地通貨が下がればドル建ての決算は目減りし、23か国に散った子会社のどこかで規制違反が出れば全体の負担になる。

経営の癖

スリム一族が経営の実権を握り、1株あたりの配当を毎年少しずつ積み増しながら、発行済株式数を年々買い減らしてきた。稼いだ現金を新分野ではなく既存網の設備投資と株主還元へ回す性格が強い。

読みの軸

各国の規制当局が市場支配力をどこまで問題視するかで業績が振られる。ブラジル、メキシコ、コロンビアでは税務当局が多額の追徴を主張しており、係争中の案件がまとまった偶発債務として残っている。

この会社をどう読むか

America Movilという社名より、街で見かける「Claro」の看板のほうが中南米の消費者にはなじみ深い。メキシコのTelcelを起点に、23か国へ通信網を広げてきた会社だ。

規模の大きさは強みだが、各国の規制当局から目をつけられやすい面も併せ持つ。ブラジル、メキシコ、コロンビアでは税務当局と巨額の追徴課税を争っている。多国籍に分散した通信網は、一つの国の景気や通貨が傾いても他国で補える柔軟さと、規制対応の負荷が積み上がる重さの両方を抱えている。

財務データ

この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — America Movil の提出書類
sodate は米国株を推奨するためのサイトではありません。情報は参考値を含み、投資判断はご自身の責任で行ってください。