CROX
Crocs Inc穴あきの独特な形とJibbitzによる着せ替え遊びは、他の靴メーカーが簡単には真似できない。安い樹脂素材で作りながら高い利益率を保つ設計は、2002年に単色の1デザインから始めた原点をいまも保っている。
独自の軽い樹脂素材Croslite製のクロッグと、着せ替え用のJibbitzチャームで稼ぐCrocsブランドが中心。2025年は国際売上がCrocsブランドの48.6%まで伸びた。買収した二番手のHEYDUDEブランドはローファー「Wally」「Wendy」が主力だが、米国内での立て直しが続く。
定番のクロッグ人気が陰れば、単一商品に頼る構造がそのまま響く。HEYDUDEの米国立て直しが計画通りに進まなければ、買収による多角化が裏目に出る。模倣品との競争も利益を削る。
海外展開と話題作りへの投資を優先し、2025年は$577.2Mを自社株買いに投じた。株主還元は買い戻しに寄せ、残りをHEYDUDEブランドの立て直しへ振り向けている。
コラボや新色で話題を作り続けられるか、そして海外への広がりが売上の伸びを決める。デジタル販売は全体の37.8%を占めており、この比率をどこまで押し上げられるかも今後を占う。
この会社をどう読むか
Crocsは2002年、単一デザインの穴あき樹脂サンダルをたった6色で売り出したところから始まった。いまはCrocsブランドとローファーのHEYDUDEブランドの二枚看板を持ち、着せ替え用のJibbitzチャームや海外展開で成長を続けている。
安い樹脂素材Croslite製でありながら、独自の形とブランド力で高い利益率を保つ設計が効いている。ただし定番クロッグへの依存はそのまま弱さで、人気が陰れば売上に直結する。買収したHEYDUDEは米国内の立て直しが道半ばで、その進み具合が次の数字を決める。
バランスシート (要約)
資産 $4.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$130M
- 他の流動資産$756M
- 固定資産$3.3B
- 流動負債$700M
- 長期借入金$1.2B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4B
- 売上成長率
- −1.5%
- 粗利率
- 58.3%
- 営業利益率
- 3.7%
- 純利益率
- −2.0%
- ROE
- −6.3%
- ROIC
- 4.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $710M
- フリーCF
- $659M
- 営業CFマージン
- 17.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
CROX の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
