
TLYS
Tilly'sモール、ライフスタイルセンター、アウトレット、路面と、立地の型を選ばずに33州82商圏へ223店を置いてきた。売り場の種類を絞らない出店が、この会社の地理的な広がりを作っている。
人気ブランドの品と自社企画の品を混ぜて棚を作り、店と通販で同じ品ぞろえを売る。週に何度も商品を店へ送り込んで棚を入れ替え、若い男女と子ども向けの流行を追い続けるのがこの会社の売り方になる。
読みを外せば売れ残りと値引きが利益を削る。会社自身が近年の不振を認めており、既存店売上の改善と黒字への復帰を目標として掲げている段階にある。
社長兼最高経営責任者のネイサン・スミス氏と、専門小売で25年の経験を持つ最高財務責任者マイケル・ヘンリー氏の二人が経営を率いる。店と通販の品ぞろえを揃え、既存店の売上を戻すことを最優先に置く。
十代から二十代の消費と、流行を先に読む仕入れの精度にかかっている。売れているブランドを仕入れ続けられるかどうかも、棚の鮮度をそのまま決める。
この会社をどう読むか
Tilly's は1982年、ヒジー・シェイクド氏とティリー・ルヴァイン氏がカリフォルニア州オレンジ郡に開いた一号店から始まった。スケートやサーフィンの色を濃く残しながら、屋外で体を動かし人と集まる若者の暮らし方に寄せて棚を作る、という発想は今も変わっていない。
33州223店と通販を両輪に、人気ブランドと自社企画の品を混ぜ、週に何度も商品を送り込んで棚を入れ替える。景気が冷えれば若者の衣料費は真っ先に削られる立場にあり、会社自身がいま不振からの立て直しの途中にあると認めている。
バランスシート (要約)
資産 $311M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $85M(27%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約79年分
- 現金・現金同等物$46M
- 他の流動資産$79M
- 固定資産$186M
- 流動負債$100M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $554M
- 売上成長率
- −2.8%
- 粗利率
- 29.7%
- 営業利益率
- −3.5%
- 純利益率
- −3.2%
- ROE
- −20.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4M
- フリーCF
- −$589K
- 営業CFマージン
- 0.7%
- 現金ランウェイ
- 約79年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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