ONON
On Holdingスイスで自社設計するCloudTecやLightSprayの技術と、卸先を選び抜く姿勢が、量で勝負する大手の運動靴ブランドとの違いを作っている。
看板技術のCloudTecやLightSprayを自社の研究開発で生み出し、卸売りと自社の直販の両方でシューズやウェアを売る。直販の比率を高めながら、値引きに頼らない定価に近い販売を続けている。
厚底クッションの流行が一巡すれば、他社も似た技術を追いかけてくる。急拡大を続けた分、卸先を広げすぎればブランドの格が値引きとともに薄れる懸念がある。
稼いだ資金は物流の自動化と直営店の出店に回り、株主への配当はまだ行っていない。急成長のさなかでも卸先を絞り込む規律を崩していない。
自社工場をほとんど持たず、生産は30社に満たない委託先に預けており、そのうち数社への集中が大きい。アトランタとベルギーに構えた自動化倉庫が、伸びる需要に追いつけるかも成長の速度を決める。
この会社をどう読むか
On Holdingは、スイスアルプスで生まれた小さな運動靴ブランドという出発点から、いまや世界の運動靴市場で急成長する存在に変わった。靴底に組み込んだ独自のクッション「CloudTec」が最初の看板商品で、そこから素材やウェアへと商品を広げてきた。
急成長を支えているのは、値引きをしない販路の選び方だ。卸先を絞り、自社の直販の比率を高めることで、ブランドの格を保ったまま売上を伸ばしている。ただしこの戦略は、急拡大の勢いが鈍った瞬間に、卸先の広げすぎや値引きの誘惑という形で揺らぎかねない。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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