金融のプロの業務に深く組み込まれたデータと分析の道具という点が最大の強み。膨大なデータの蓄積と使い慣れた操作性で、いったん導入されると切り替えにくい。継続課金という安定した収益構造を持ち、高い契約更新率を保ってきた。金融業界の標準的な道具の一つとして根づいた立ち位置にいる。
投資家やアナリスト、運用会社に、企業の財務や株価、経済の膨大なデータと、それを分析する道具をまとめて提供する継続利用料が収益の柱。利用者は年間契約で端末やソフトを使い、調査や運用の判断に役立てる。専門的な業務に深く組み込まれ、いったん使い始めると手放しにくい。金融のプロ向けにデータと分析を提供し、継続課金で稼ぐ構造になっている。
金融業界の人員削減やコスト削減が進むと、契約が減り解約が増える。金融業界の景気に利用者数が左右される。大手のデータ端末や、台頭する低価格・人工知能を使った競合との競争、価格交渉の圧力も、収益の重しになりうる。専門特化ゆえ顧客の裾野は金融業界に限られ、その動向に左右される。
配当を長年増やしつつ、データと分析機能の強化、人工知能の活用、利用者一人あたりの単価の引き上げに力を入れる経営。金融のプロの業務に組み込まれた強みを生かし、高い契約更新率を保ちながら機能を高め、継続課金を積み上げて着実に稼いで株主に還元する方針が特徴。
金融業界の人員と予算、契約の継続に依存する。運用会社や投資銀行が調査・分析の道具に投資し続けるか、利用者が契約を更新し利用を増やすか、データの質や分析機能で競合に差をつけられるか、そして金融業界の雇用が底堅いかが、業績を左右する大きな前提になる。利用者数の維持が収益の土台になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.2B(51%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$338M
- 他の流動資産$392M
- 固定資産$3.6B
- 流動負債$521M
- 長期借入金$1.4B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.3B
- 売上成長率
- 5.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 32.2%
- 純利益率
- 25.7%
- ROE
- 27.3%
- ROIC
- 16.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $726M
- フリーCF
- $617M
- 営業CFマージン
- 31.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $160M
- 配当性向
- 26.8%
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