
KNSL
Kinsale Capital Group大手が避ける特殊リスクという、価格を自社で柔軟に決められ競争の限られた分野に特化する点が強み。個別審査の専門性と、技術を生かした低コストの運営で、業界でも高い採算を保ってきた。リスクの読みにくい案件を規律をもって引き受け、保険料を高めに取れる立ち位置で、効率よく成長を続けてきた立ち位置にいる。
一般的な保険会社が引き受けにくい、特殊で個別性の高いリスクを専門に扱う損害保険(超過・余剰保険)の保険料が収益の柱。小規模な事業者の変わった事業や、リスクの読みにくい案件を、個別に審査して引き受ける。これに、集めた保険料の運用益が加わる。価格を自社で柔軟に決められる分野で、規律ある引き受けと低コスト運営から稼ぐ構造になっている。
自然災害や想定を超える事故が相次ぐと、保険金の支払いが膨らみ採算が悪化する。特殊リスク市場に保険料が流入し競争が激しくなると、保険料が下がり採算が縮む。急成長ゆえ過去に引き受けた契約のリスクが後から表面化することや、保険料の見積もりの誤りも、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、規律ある引き受けと、低コスト運営の徹底、特殊リスク市場での成長に力を入れる経営。価格を柔軟に決められる特殊リスクに集中し、見合った保険料を取りながら保険金の支払いを管理し、技術による低コスト運営で高い採算を保って成長する方針が特徴になっている。
特殊リスク保険の需要と、引き受けの規律、保険金の支払い管理に依存する。大手が手を引き特殊リスク市場に保険料が流れてくるか、リスクに見合った保険料を取れるか、保険金の支払いを保険料の範囲に収められるか、そして低コストの運営を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(32%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$163M
- 長期借入金$224M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- 18.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 26.9%
- ROE
- 25.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1B
- フリーCF
- $990M
- 営業CFマージン
- 55.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $16M
- 配当性向
- 3.1%
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