配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
造船会社の多くはブランドを増やして裾野を広げるが、この会社は逆に減らした。残した三つのうち二つはポントゥーンで、価格帯を分けて棲み分けさせている。
1968年創業のMasterCraftブランドで水上スキーやウェイクボード用の競技艇を作り、入門機$110Kから最上位$500Kまでの幅を持つ。ポントゥーンは2018年に買収したCrestと2024年に立ち上げたBaliseが担う。売り先は独立系の販売店で、個人には直接売らない。
不況になれば真っ先に削られる支出であり、ローン金利が上がれば販売店の在庫がだぶつく。海外売上は1割強しかなく、米国の需要が冷えたときに逃がす先がない。
儲からない看板を売り、儲かる看板に資源を寄せる経営。2024年はAviaraを手放しながら同じ年にBaliseを立ち上げており、撤退と新規参入を並行させている。
販売店が抱える在庫の量と、ボートローンを組む客の懐具合に注文が振れる。高額な嗜好品なので、景気や金利の変化がまず販売店の発注に出る。
資産 $260M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $183M(71%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…