まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
使うのは、従来の抗体より小さく患部の奥まで届きやすいとされるナノボディという技術。一つの薬を複数の病気に広げて価値を積む戦略で、多くの薬を並べる大手とは進み方が正反対になる。
収入はまだない。皮膚に膿の塊ができる化膿性汗腺炎や関節の慢性の炎症など、複数の病気に向けて同じ薬の承認を目指し、開発資金は増資でまかなう。
薬が一つしかないため、そこでつまずけば会社の値打ちの大半が消える。2025年9月に発表した二つの第3相試験は、片方が主要評価項目を統計的に達成した一方、もう片方はプラセボ群の反応が想定より高く僅差で届かなかった。承認までは収入がなく、増資による希薄化も避けられない。
単一の候補の試験を最優先に走らせ、2026年2月には52週時点の中間データも公表した。承認前から販売体制の準備を並行して進め、資金は開発と上市の支度に振り向ける。
この薬を見つけたのはベルギーのAblynx社、いまはサノフィ傘下の拠点で、MoonLakeはMHKDGから独占的なライセンスを受けて開発を引き継いだ。化膿性汗腺炎を対象にした第3相試験と、その後の当局審査に価値の大半が懸かる。
資産 $424M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $304M(72%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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