MPAA
Motorcar Parts of America部品を新しく作る競争ではなく、使用済み品を集めて直す仕組みで戦っている。回収の経路と再生の工程を自分で握っているため、原材料の値が上がる局面でも卸値を抑えやすい。
交換用のオルタネーター、スターター、ブレーキ部品を、新たに作るのではなく使用済み品を下取りし、分解して傷んだ箇所だけを直して売る。原材料をほとんど買わずに済む分、量販店への卸値を新品より低く保てる。試験・診断機器の製造も併せて手がける。
最大の取引先1社だけで売上の39%あり、その発注が減るか値下げを求められれば、そのまま利益に響く。下取りした古い部品を長く在庫として抱えるため、資金繰りも重い。電動車が増えれば、オルタネーターのように内燃機関に紐づく部品の需要は先細る。
生んだ現金は在庫と設備に回し、株主への分配はしていない。品目を闇雲に増やすより、いまの少数の大口取引先に対する品揃えを深くする方向を選んでいる。
北米の交換部品市場はおよそ$130B規模で、米国を走る乗用車2.92億台の平均車齢が13年に達していることが需要の土台になる。ただし売り先は極端に偏っており、上位3社への販売が全体の86%を占める。
この会社をどう読むか
米国を走る乗用車はおよそ2.92億台、その平均車齢は13年に達する。古い車が増えれば壊れた部品の交換需要が生まれるが、Motorcar Parts of America が棚に並べるのは新品ではない。
使用済みのオルタネーターやスターター、ブレーキ部品を下取りし、分解して傷んだ箇所だけを直して送り出す。原材料をほとんど買わない分、量販店への卸値を新品より低く保てる。ただし売り先は上位3社で売上の86%、首位1社だけで39%という偏り方で、この数社との交渉が採算をほぼ決めてしまう。
バランスシート (要約)
資産 $1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $266M(26%)。
開示から読める範囲では並の水準
- 現金・現金同等物$15M
- 他の流動資産$569M
- 固定資産$435M
- 流動負債$400M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $790M
- 売上成長率
- 4.3%
- 粗利率
- 20.2%
- 営業利益率
- 8.3%
- 純利益率
- 1.6%
- ROE
- 4.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $19M
- フリーCF
- $15M
- 営業CFマージン
- 2.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
MPAA の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…