NOMA
Nomadar資金を自前で賄うのではなく、Sportechという特定の相手からの融資と出資に事業の継続を委ねる契約が骨格になっている。同じ規模の開発会社にはあまり見ない構えだ。
収入の柱になるはずのJP Financial Arenaは、まだ建設段階にある。約26,600平方メートルの公共広場と約10,600平方メートルの施設、1,800台を超える駐車場を備える計画で、完成予定は2031年。それまでの資金は、提携先Sportechからの融資と、新株と引き換えの資金拠出で回している。
完成まで五年を残す巨大な建設計画は、金利、資材費、需要の見込みなど、自社の手の届かない変数を大量に抱える。しかも資金の受け取りは、その時々の株価に応じて新株を出す形をとる。株価が下がった局面ほど多くの株を発行することになり、既存株主の取り分は削られていく。
Sportechとの資金拠出契約を柱に据え、大型施設の建設を段階ごとに区切って進める。経営資源は資金調達と工事の進行管理に集中している。
Sportechとの資金拠出契約が続くかどうかで、事業の存続そのものが変わる。この契約が打ち切られれば運営に重大な影響が及ぶと会社自身が開示している。
この会社をどう読むか
Nomadar が抱える事業は、実質的にJP Financial Arenaという一つの建設計画である。公共広場と複数の施設、1,800台を超える駐車場を備え、完成予定は2031年。米国とスペインの双方で動いているが、いまはまだ工事の途上にある。
この会社で先に確かめるべきなのは、施設の中身より資金の出どころだ。提携先のSportechが融資と出資を続けることが重要条件になっており、資金は株価に連動して発行する新株と引き換えに入ってくる。つまり調達を重ねるほど、いまの株主の取り分は静かに薄くなっていく。
バランスシート (要約)
資産 $14M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(51%)。
おおむね健全。同業の平均並みの水準
- 現金・現金同等物$78K
- 他の流動資産$198K
- 固定資産$14M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6K
- 売上成長率
- −20.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −38.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$937K
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −14702.6%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
NOMA の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…