NXB
NextBoat売る、貸す、直す、差し押さえるという工程を一つの傘の下でつなぎ、差し押さえた艇を自社の在庫として売り直せる。仲介に徹する同業には作れない環になっている。
軸は中古のヨットとボートの卸売りで、8拠点70人の営業が年に400隻以上を動かす。子会社のAzure Funding が買い手にローンを用意し、整備の部門が納艇後を引き受け、金融機関から委託された差し押さえの回収も手掛ける。回収した艇はそのまま自社の在庫に戻る。
船は誰にとっても後回しにできる買い物で、景気と金利の変化が真っ先に届く売り場だ。差し押さえの回収は、貸し手との関係が続く前提の商売でもある。2025年11月の上場に伴う180日のロックアップが解ければ、需給が緩む余地もある。
上場からまだ日が浅く、新艇の取り扱いや保証の仕組みへ手を広げている最中だ。株主への分配より、拠点と在庫を厚くするほうに手元の資金が向かっている。
仕入れ値と転売値の差、それに自社で融資した買い手が返せるかどうかで利益が決まる。在庫は短期の借り入れで積んでおり、金利が上がれば仕入れそのものが重くなる。
この会社をどう読むか
差し押さえられたボートは、貸し手の手を離れたあとどこへ行くのか。NextBoat、通称オフ・ザ・フック・ヨットセールズは、金融機関に代わってその艇を回収し、自社の在庫に入れ、整備して売る。買い手には子会社が融資までつける。2012年にJason Ruegg が始めた中古艇の卸から、そこまで伸びた。
8拠点70人の営業が年400隻超を動かす体で、売る側と貸す側と直す側を一社が兼ねる。裏返せば、金利が上がったときに仕入れと販売の両側から同時に効いてくるということでもある。2025年11月に上場したばかりで、開示の実績はこれから積み上がる。
バランスシート (要約)
資産 $48M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(24%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$12M
- 他の流動資産$27M
- 固定資産$9M
- 流動負債$31M
- 長期借入金$62K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $120M
- 売上成長率
- 21.1%
- 粗利率
- 9.6%
- 営業利益率
- 0.4%
- 純利益率
- −1.6%
- ROE
- −15.8%
- ROIC
- 3.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$697K
- フリーCF
- −$1M
- 営業CFマージン
- −0.6%
- 現金ランウェイ
- 約10年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
NXB の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…