
OLLI
Ollie's Bargain Outlet Holdings数十年かけて築いたメーカーとの仕入れの信頼関係が最大の強みで、大量の訳あり品を黙って引き取れる相手として最初に声がかかる。小売の閉店や関税の混乱すら仕入れの好機に変わる。ネット通販と競合しにくい宝探しの楽しさを売りにする、不況に強い実店舗小売の立ち位置にいる。
メーカーや問屋が抱えた余剰在庫、パッケージ変更品、閉店した小売の商品などを安く買い取り、定価の何割引という値札で売る小売が収益の柱。品揃えは入荷次第で毎週変わり、客は掘り出し物を探しに通う。店は地方の安い物件に出し、内装も簡素に徹する。仕入れの安さと運営の倹約で稼ぐ構造になっている。
良い仕入れは偶然に左右され、目玉商品が乏しい時期は既存店の売上が揺れる。大手小売の在庫管理が賢くなり余剰品自体が減ると、仕入れの土台が痩せる。同業や大手の値下げ攻勢は値ごろ感の優位を削る。出店ペースの維持に経営が追われると、店の質と在庫の鮮度が落ちる。
配当を出さず、資金を新規出店と倉庫の増強に振り向ける成長志向の経営。創業以来の倹約文化を守り、本部費用も店の内装も切り詰める。会員制度で常連客を囲い、訳あり品の目利きという属人的な技能の継承に力を入れる方針が特徴になっている。
余剰在庫の仕入れ網と、節約志向の客足、出店の継続に依存する。メーカーとの関係で質の良い訳あり品を確保し続けられるか、インフレ下で値ごろ感を求める客が増え続けるか、新店を採算よく開け続けられるか、そして会員制度の常連客をつなぎ止められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.9B(64%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$260M
- 他の流動資産$704M
- 固定資産$2B
- 流動負債$400M
- 長期借入金$974K
- 短期借入金$569K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.6B
- 売上成長率
- 16.6%
- 粗利率
- 40.5%
- 営業利益率
- 11.2%
- 純利益率
- 9.1%
- ROE
- 12.7%
- ROIC
- 12.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $297M
- フリーCF
- $195M
- 営業CFマージン
- 11.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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