PNTG
Pennant Group本部が細かく統制せず、地理的に近い拠点どうしを「クラスター」としてまとめ、互いの実績を見せ合って高め合う。階層的な本部統制が主流のヘルスケア業界では珍しい方式で、2019年の分離元から引き継いだ。
在宅医療・ホスピスの172拠点と、4,428室を抱える63の高齢者向け住宅の2本柱で収入を得る。費用の多くはメディケアやメディケイドといった公的保険からの支払いで、残りを入居者や利用者の自己負担、民間保険が占める。
公的保険の支払いが引き下げられれば収入に直結して響く。看護や介護の人手不足が続けば人件費が膨らみ、現場任せの運営は任せる相手の質にばらつきがあれば拠点ごとの成績が割れる。
買収による拠点拡大を続けつつ、新しい拠点をどのクラスターに組み込むかを重視する経営で、本部の「サービスセンター」は指示ではなく支援に徹する。
公的保険の支払い水準と、現場に決めさせる方式を任せられる地域リーダーを見つけ育てられるかで先が変わる。買収で増やした拠点を既存のクラスターに組み込めるかも成長を左右する。
この会社をどう読むか
Pennant Groupには、拠点に指示を出す本部がない。ITや経理を抱える「サービスセンター」は助言に徹し、172の在宅医療・ホスピス拠点と63の高齢者向け住宅は現場のリーダーが決める。
近い拠点どうしを「クラスター」にまとめ、実績を見せ合って責任を負わせる仕組みは、2019年の分離元であるThe Ensign Groupから引き継いだ。収入の多くはメディケアやメディケイドで、買収した拠点をどのクラスターに入れるかが、そのまま成長の質を決める。
バランスシート (要約)
資産 $968M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $374M(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$150M
- 固定資産$801M
- 流動負債$147M
- 長期借入金$169M
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $948M
- 売上成長率
- 36.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 5.5%
- 純利益率
- 3.1%
- ROE
- 7.9%
- ROIC
- 7.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $48M
- フリーCF
- $36M
- 営業CFマージン
- 5.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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