PWCM
PowerCompute掘る会社であると同時に、掘って買って貯めたものを担保に借りる会社でもある点が、採掘専業とも純粋な保有会社とも違う。フロリダの管理組合に資金を出していた頃の事業が、規模を落としたまま同じ会社の中に残っている。
事業は三つに分かれる。子会社US Digitalが計算能力を投じてビットコインを掘り、掘った分の多くはすぐ売って運転資金に回す。残りは金庫に積み、2025年末で211枚を保有していた。管理組合向けの金融は名残として続いている。
2025年末に保有していた211枚のうち145枚が、$11Mの借入の担保に差し入れられている。相場が下がれば担保割れの圧力と資産の目減りが同時に来る。採掘報酬が4年ごとに半減する仕組みも、採算のハードルを上げ続ける。
増資で得た資金をそのままビットコインに換える動きを繰り返し、2025年は8月と12月の二度、調達額のほぼ全額を買い付けに充てた。保有量の目標は定めず、その時々の相場を見て買い増すと説明している。
保有するビットコインの値段が、掘る採算と手元資産の評価額の両方を同時に決める。掘る側では電気代と計算能力、貯める側では預け先の保管業者の信用がそれぞれ前提になる。
この会社をどう読むか
PowerComputeは、ビットコインを掘る会社であると同時に、掘って買って貯めたビットコインを担保に金を借りる会社でもある。2025年末に保有していた211枚のうち145枚は、$11Mの借入の担保に入っていた。
もとはフロリダの管理組合に資金を出す地味な金融会社で、その名残の事業はいまも小さく残っている。掘る採算も、担保に入れた資産の価値も、借りられる余力も、すべてビットコインの相場という一本の変数で同時に動く。上がるときは三重に効き、下がるときも三重に効く。
バランスシート (要約)
資産 $51M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $31M(60%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$22M
- 固定資産$28M
- 流動負債$20M
- 長期借入金$2M
- 短期借入金$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $9M
- 売上成長率
- −19.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −258.7%
- 純利益率
- −304.4%
- ROE
- −87.9%
- ROIC
- −45.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$14M
- フリーCF
- −$16M
- 営業CFマージン
- −158.1%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PWCM の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…