QNME
Quanome Technologies実際に稼ぐ国際物流の事業と、量子技術という新しい看板を同時に掲げる、二重の性格を持つ点が最大の特徴。量子技術を専業で研究する会社とは、いまの稼ぎ方が違う。国際物流の会社から量子技術への転身を掲げる会社の立ち位置にいる。
いまの収入は国際の物流の役務が柱。アメリカとアジアの間で、航空や海上の貨物の輸送を手配し、通関や倉庫、配送までを束ねて請け負う子会社が、実際の売上を稼ぐ。あわせて、温度を保つ必要のある荷物の物流も手がける。一方で親会社としては、量子の技術や人工知能、高度な計算への強い関心を掲げ、有識者を集めた助言の組織を作るなど、新しい看板づくりを進めている段階にある。物流の稼ぎと、量子技術への看板の掲げ替えが、いま同居している形になっている。
貿易の量や、貿易の摩擦に物流の需要が大きく左右される弱点を抱える。量子技術への転身は、まだ助言の組織づくりの段階で、収入を生む事業に育つ保証はない。看板だけが先行すれば、投資家の期待と実態の差が開く。物流は競争が激しく、価格を抑える圧力も強い。小さな会社ゆえ、資金繰りや規模の力に乏しい。
配当を出さず、物流の役務の維持と、量子技術への転身の看板づくりに資金を向ける経営。国際物流の運営を続けながら、量子の分野の助言の組織を整え、新しい事業の芽を探る方針を進める。看板の掲げ替えが、いまの運営の焦点になっている。
貿易の量と、物流の需要、そして量子技術への転身の行方に依存する。アメリカとアジアの間の貿易がどれだけ活発か、物流の役務で稼ぎ続けられるか、掲げた量子技術への転身が実際の事業に育つかが、行方を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $14M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(20%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$4M
- 流動負債$10M
- 長期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $18M
- 売上成長率
- −2.9%
- 粗利率
- 16.2%
- 営業利益率
- −27.9%
- 純利益率
- −29.5%
- ROE
- −184.4%
- ROIC
- −93.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −14.9%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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