SBH
Sally Beauty Holdings一般の消費者と、理容室や美容室のプロという二つの客層を、専門の品揃えで取り込む点が最大の特徴。プロ向けには業務用の薬剤や道具を会員制で卸し、一般向けには幅広い美容用品を売る。総合の量販店とは異なり、美容用品に的を絞った専門性と、自社の独自商品で違いを出す、美容の専門小売の立ち位置にいる。
毛染めやヘアケア、ネイル、美容の道具といった美容の用品を専門に売るのが事業の柱。柱は二つで、一般の消費者向けに自分で使う美容用品を売る店と、理容室や美容室のプロ向けに、業務用の薬剤や道具を会員制で卸す事業からなる。全米に多数の店舗を構える。自社で企画した独自の商品も扱う。美容用品の小売と、プロ向けの卸しで稼ぐ構造になっている。
美容用品は、ネット通販の大手や、量販店、ドラッグストアでも安く買えるようになり、専門店ならではの強みが薄れる弱点を抱える。消費の冷え込みは、必需ではない美容の支出を絞らせる。実店舗の網は、家賃や人件費の重荷を抱える。プロ向けの卸しも、別の業者との競争にさらされる。成熟した市場で成長の余地が限られる。
配当を出さず、現金を店舗の効率化と、ネット通販への対応、自社の独自商品の拡充に充てる経営。成熟した市場で、不振の店舗を整理しつつ、プロ向けの卸しという安定した柱を守る。ネット通販と量販店に挟まれる中で、専門性と独自商品で利益率を保つことを重んじる方針が特徴になっている。
美容用品の需要と、プロ向けの卸し、競争に依存する。自分で髪を染めるなどの美容の需要が景気に支えられるか、理容室や美容室のプロ向けの卸しが安定して続くか、ネット通販や量販店との価格と品揃えの競争に耐えられるか、そして独自の商品で利益率を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $794M(28%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$149M
- 他の流動資産$1.2B
- 固定資産$1.6B
- 流動負債$576M
- 長期借入金$875M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.7B
- 売上成長率
- −0.4%
- 粗利率
- 51.6%
- 営業利益率
- 8.9%
- 純利益率
- 5.3%
- ROE
- 24.7%
- ROIC
- 15.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $275M
- フリーCF
- $173M
- 営業CFマージン
- 7.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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