
SLN
Silence Therapeutics肝臓の細胞に薬を届ける仕組みを共通の土台にしており、狙う遺伝子を差し替えるだけで別の病気に向けられる。タンパク質を直接減らすことも、抑制役を黙らせて間接的に増やすこともできる。
薬の売上はまだなく、大手との提携で受け取る一時金と開発の報酬が収入になっている。血液が濃くなる真性多血症を狙う主力候補は、第2相の組み入れを終えた段階にある。
治験で効き目や安全性を示せなければ、候補の価値はほぼ消える。提携先の判断にも揺さぶられ、2026年3月にはアストラゼネカが1件について第1相の先へ進まないと通告してきた。
費用の重い後期の治験は提携先や買い手を探して任せ、自社は早い段階の候補に資源を寄せる。手持ちを絞ることで、限られた資金の持ち時間を延ばしている。
主力候補の治験結果と、提携先が開発を続けてくれるかどうか、そして次の資金調達。この3つで会社の持ち時間が決まる。
この会社をどう読むか
社名の Silence は、そのままこの会社の技術を指している。体内で作られすぎたタンパク質を、その設計図にあたる指令を黙らせることで減らす。狙う遺伝子を差し替えれば別の病気に向けられるため、一つの土台から複数の候補が生まれる。
主力は血液が濃くなる真性多血症向けの候補で、第2相の組み入れを終え、2026年後半に結果が出る。心血管の危険を高めるタンパク質を狙う候補は第3相の準備まで進んだが、その費用は自社では背負いきれない。2026年3月にはアストラゼネカが提携中の1件から降り、育てる候補と託す候補の線引きを自分で引き直すことになった。
バランスシート (要約)
資産 $131M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $62M(47%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$11M
- 他の流動資産$107M
- 固定資産$13M
- 流動負債$14M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $559K
- 売上成長率
- −98.7%
- 粗利率
- 61.5%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −142.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$62M
- フリーCF
- −$62M
- 営業CFマージン
- −11139.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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