XZO
Exzeo Group保険を実際に引き受けていた側の実務が、そのまま商品になっている。机上で作られた業務ソフトとは、どこで詰まるかの知り方が違う。
見積もり、引き受けの審査、契約の管理、保険金の支払いをひとつの基盤にまとめ、損害保険の会社に貸す。料金は定額ではなく、その基盤を通った保険料の額に連動する。
2024年7月に引受子会社をHCI Groupへ売り、受託事業者専業になった。母体だった保険会社の比重がまだ大きく、外の顧客が増えなければこの構図は変わらない。保険会社は基幹の入れ替えに慎重で、商談は長い。
引受をやめて身軽になった分を、母体以外の保険会社の開拓に振り向けている。顧客の商売が伸びれば自社の売上に返る料金体系のため、顧客支援と自社の成長が同じ方向を向く。
顧客の保険会社が扱う保険料が伸びれば、こちらの収入も自動で伸びる。逆にその会社が縮めば同じ幅で縮むため、顧客の商売の調子がそのまま持ち込まれる。
この会社をどう読むか
Exzeo Groupは、もともと保険を引き受ける会社の内側にあった部署に近い。2024年7月に引受子会社をHCI Groupへ売り、いまは損害保険の会社に業務の仕組みを貸すだけの立場になっている。
保険会社の多くは、見積もりから保険金の支払いまでを古い自前のシステムで回している。Exzeoはその一連をひとつの基盤にまとめ、通した保険料の額に応じた料金で貸す。導入時の初期費用がほとんどかからない代わりに、顧客の保険料が縮めばこちらの収入も同じだけ縮む。稼ぎの上限も下限も、顧客側の商売が決める形になっている。
バランスシート (要約)
資産 $348M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $254M(73%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$305M
- 他の流動資産$20M
- 固定資産$22M
- 流動負債$84M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $217M
- 売上成長率
- 62.0%
- 粗利率
- 60.4%
- 営業利益率
- 48.8%
- 純利益率
- 38.1%
- ROE
- 32.6%
- ROIC
- 32.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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