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sodate Stories ・ 2026.09.09

ノバルティス13.93%安。試験が3つれ、アムジェンも10%安

ノバルティスが13.93%安で引けた。同社にとって記録的な下げ幅である。心血管薬ペラカルセンが8,323人の第3相試験で主要評価項目を達成できず、同じ日に筋強直性ジストロフィーの薬デル・デシランも第3相で外れた。売られたのは同社だけではない。同じ仕組みの薬を持つアムジェンが10.08%安、ダイン・セラピューティクスが16.35%安。1社の失敗が、薬の考え方そのものへの疑いに広がった。

NVS13.93%AMGN10.08%IONS2.38%4分で読める ・ sodate 編集部
スイス・バーゼルのノバルティス・キャンパス。手前は展示施設のノバルティス・パビリオン。第3相試験の失敗が重なり、この日13.93%安となった
Alexandre Prevot from Nancy, France · CC BY-SA 2.0

火曜の米国株は下げた。その中でも、群を抜いて下げた業種がある。

ノバルティスが13.93%安の$137.70。同社にとって記録的な下げ幅になった。

ペラカルセンは8,323人の試験で外れた

つまずいたのは心血管薬ペラカルセンである。アイオニス・ファーマシューティカルズと組んで開発してきた。

血液中のLp(a)という物質を下げる薬だ。この物質が高い人は心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいと長く言われてきた。

第3相試験には8,323人が参加した。Lp(a)の値そのものは下がった。しかし心血管系の死亡や心筋梗塞、脳卒中を減らせなかった。

失敗が波及した銘柄前日比・9/8

同じ日に、もう1つの第3相も外れた

不運は1つでは終わらなかった。

筋強直性ジストロフィーの薬デル・デシランも、第3相のHARBOR試験で主要評価項目を達成できなかった。参加者はおよそ150人、期間は54週である。

この薬は同社が$12Bで買収したアビディティから来たものだ。買った資産がつまずいた形になる。

アムジェンは同じ物質を狙う薬を走らせている

売られたのはノバルティスだけではなかった。

アムジェンが10.08%安。同社はLp(a)を下げる薬オルパシランを第3相試験で走らせている。狙う物質がペラカルセンと同じである。

AMGNAmgen$393.1710.08%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $393$444
アムジェンの1か月。他社の試験失敗が同じ仕組みの薬に波及し、この日10.08%安の$393.17で引けた

筋強直性ジストロフィーの側でも同じことが起きた。ダイン・セラピューティクスが16.35%安、サレプタ・セラピューティクスが6.93%安である。

次に見るのは、仮説そのもの

問われているのは、Lp(a)を下げれば心臓の事故が減るという考え方そのものである。

ただしアムジェンのオルパシランとイーライリリーのレポジシランは、Lp(a)を9割以上下げる。ペラカルセンより下げ幅が大きい。

同じ考え方でも、下げ方が足りなかっただけなのか。それとも考え方が違うのか。答えはアムジェンの第3相の結果まで出ない。

朝刊は9月9日号に。

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