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sodate Stories ・ 2026.09.09

インテル9.05%高。数を売らず、1個値段を上げると報じられた

市場全体が下げた火曜に、インテルが9.05%高で引けた。超大型株では最も大きい上げ幅である。材料は決算でも新製品でもない。10月初めにパソコン向けCPUをおよそ1割値上げする、という供給網の報道だった。値上げは普通、売れる数が減る材料として嫌われる。それが買い材料になったのは、この会社が長く安売りで数を守ってきたからである。

INTC9.05%AMD5.90%NVDA2.01%2分で読める ・ sodate 編集部
カリフォルニア州サンタクララの本社ロバート・ノイス・ビル。壁面にインテルのロゴが入る。値上げの報道でこの日9.05%高となった
Coolcaesar · CC BY-SA 4.0

火曜の米国株は下げた。ダウは628ドル安である。

その中でインテルが9.05%高の$104.47で引けた。一時は9.5%高まで上げている。

材料は「10月初めに約1割の値上げ」

上げた理由は決算でも新製品でもない。供給網からの報道だった。

10月初めに、パソコン向けCPUの価格をおよそ1割上げるという内容である。会社は時期も対象の製品も認めていない。

INTCIntel$104.479.05%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $87$105
インテルの1か月。値上げの報道が出た9月8日に9.05%高となり、$104.47で引けた

値上げが買われるのは、安売りしてきた会社だから

普通、値上げは売れる数が減る材料として嫌われる。この日は逆になった。

インテルは長く、価格で数量を守る戦いをしてきた。パソコン向けではAMDに、データセンター向けでは各社に押されてきた会社である。

その会社が値段を上げるという話は、「数を追うのをやめて、1個あたりの利益を守る」という宣言に読める。市場はそちらを買った。

米政府が持つ9.9%の含み益も膨らんだ

この会社の株価には、もう1人の当事者がいる。米政府である。

政府は同社株の9.9%を持つ。この日の上げで、その持ち分の含み益はおよそ$36B に膨らんだと報じられた。

同じ日、同社とASMLは、次世代の露光装置で100万枚を超えるウェハーを流したと明らかにした。証券会社1社は投資判断を引き上げている。

半導体の主な動き前日比・9/8

次に見るのは、値上げが本当に通るか

値上げは、発表した時点では意思にすぎない。

顧客がパソコンの台数を減らして応じれば、1個の利益は増えても全体の売上は減る。逆に台数が変わらなければ、利益率はそのまま上がる。

答えが出るのは、10月の値上げが反映される次の四半期の決算になる。

朝刊は9月9日号に。

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