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米国終値9/8
S&P 5007,673.52-0.58%
NASDAQ26,421.41-0.32%
Dow Jones52,786.07-1.18%
Russell 20002,960.20-0.52%
VIX15.72+0.42
ドル円153.59-0.17%
10年債4.81%+0.02
原油 WTI94.27+3.05%
4,395.90-0.77%
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sodate Daily2026.09.099分で読めるsodate 編集部

ダウだけが628ドル安。原油$94と、アムジェン10%安重なった

火曜の米国株は下げた。ただし下げ方が指数ごとに違う。ダウが1.18%安と大きく崩れた一方で、ナスダックは0.32%安にとどまった。フーシ派がサウジアラビアの石油施設を攻撃してWTI原油が$94まで上げ、カナダの報復関税も発効した。そこにアムジェンの10.08%安が重なる。ノバルティスが同じ仕組みの薬の試験に失敗し、値がさの安定株が並ぶダウだけが大きく削られた。

カリフォルニア州サウザンドオークスのアムジェン本社キャンパス。同じ仕組みの薬が他社で失敗し、この日10.08%安となった
Coolcaesar · CC BY-SA 3.0

火曜の米国株は下げた。ただし、下げ方が指数によってまるで違う。

S&P 500が0.58%安の7,673.52、ナスダックが0.32%安の26,421.41。ダウは1.18%安の52,786.07で、628ドル下げた。

ナスダックの3倍以上である。値がさの安定株が並ぶ指数だけが、大きく削られた。

この日の値9/8 終値
S&P 500
7,673.52
0.58%
NASDAQ
26,421.41
0.32%
Dow Jones
52,786.07
1.18%
Russell 2000
2,960.20
0.52%

フーシ派がサウジの石油施設を止め、WTI原油は2.79%高

イエメンのフーシ派が火曜、サウジアラビア南部に弾道ミサイルと無人機を撃ち込んだ。サウジ主導の連合は73人が負傷したと発表している。

狙われたのは石油施設と空軍基地だった。ジザンには日量400,000バレルの製油所がある。サウジのエネルギー省は、一部の施設で操業を止めたと述べた。

WTI原油は2.79%高の$94.03で引けた。銅も2.72%高。金は0.57%安である。

この日の値9/8 終値
原油 WTI
94.03
2.79%
4,404.60
0.57%
6.777
2.72%

長期金利も小幅に上げた。10年債が4.81%、2年債が3.78%、30年債が5.26%。8月の雇用統計が強かった流れがまだ残っている。

ダウを削ったのは、アムジェン1銘柄の$44安

ダウは30銘柄の株価を足して割る指数である。株価の高い銘柄が動くと、指数への効きがそのぶん大きい。

アムジェンは10.08%安の$393.17。前日の$437.23から1株$44下げた。この日のダウで最大の下げ幅である。

続いたのはセールスフォースの3.90%安、ホーム・デポの2.29%安だった。上げたのはキャタピラーの1.05%高などわずかである。

ダウ構成銘柄の主な動き前日比・9/8

ノバルティス13.93%安。試験が3つまとめて外れた

アムジェンが売られた理由は、自社ではなく他社の失敗にある。

ノバルティスが13.93%安。心血管薬ペラカルセンが第3相試験の主要評価項目を達成できなかったと発表した。8,323人が参加した試験である。

同じ日に、筋強直性ジストロフィーの薬デル・デシランも第3相で外れた。同社の株価は記録的な下げ幅になった。

アムジェンは、ペラカルセンと同じLp(a)という物質を下げる薬を第3相で走らせている。仕組みそのものが疑われて10.08%安となった。

ノバルティスの失敗が波及した銘柄前日比・9/8

事情は深掘りに書いた。

インテル9.05%高。値上げの報道が買われた

下げた市場で最も上げた超大型株はインテルだった。9.05%高の$104.47である。

材料は、10月初めにパソコン向けCPUをおよそ1割値上げするという供給網の報道だった。数量を追わず、1個あたりの利益を守る動きと受け止められている。

INTCIntel$104.479.05%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $87$105
インテルの1か月。値上げの報道と格上げが重なり、この日9.05%高の$104.47で引けた

同じ日、コーニングも7.56%高となった。ベライゾンと光ファイバーの複数年契約を結んだためである。どちらも深掘りに書いた。

カナダの報復関税が発効した

カナダは火曜の午前0時1分、米国製品CA$27.6Bぶんに報復関税をかけた。税率は15%・25%・50%の3段階である。

対象は鉄鋼、乳製品、家電、農業機械、紙・パルプ、電子機器。米国がカナダ製品に50%の関税をかけたことへの対抗措置になる。

守られる側に見える鉄鋼は、しかし下げた。ニューコアが1.79%安、クリーブランド・クリフスが1.68%安である。

家電のワールプールは4.30%安、農業機械のディアは1.85%安だった。輸出できなくなる側が先に効いている。

11業種で上げたのは2つだけ

セクター騰落前日比・9/8
  • エネルギー1.02%
  • 公益事業0.49%
  • 情報技術0.37%
  • 資本財0.48%
  • 素材0.64%
  • 不動産0.68%
  • 金融0.70%
  • コミュニケーション・サービス0.79%
  • ヘルスケア1.20%
  • 生活必需品1.20%
  • 一般消費財1.79%

上げたのはエネルギーの1.02%高と、公益事業の0.49%高だけだった。

下げ幅が最大だったのは一般消費財の1.79%安である。重かったのは旅行だった。エクスペディアが7.88%安、ブッキングが6.72%安、エアビーアンドビーが4.07%安と揃って下げている。

3社とも固有の発表は出ていない。燃料の高さと消費の先行きが、同じ方向に効いた形である。

深掘り

補足

大型の上げ幅首位はロイバント・サイエンシズの18.75%高だった。肺の高血圧の薬が第2相試験で、血管の抵抗をプラセボ比56.3%下げている。

ストライカーは8.81%安。医療機器の会議で、末梢血管の製品の供給不足が第4四半期まで続くと説明した。同業のジンマー・バイオメットも3.93%安である。

ROIVRoivant Sciences$41.4818.75%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $34$41
ロイバント・サイエンシズの1か月。肺高血圧の第2相試験の結果が出て、この日18.75%高の$41.48で引けた

大型の下げ幅首位はハウメット・エアロスペースの10.70%安だった。同社の発表は無く、この日の下げの理由は確認できていない。

指数の変更も動いた。9月21日からブルーム・エナジーイルミナがS&P 500に入り、モルソン・クアーズトレード・デスクが外れる。ブルーム・エナジーは9.63%高となった。

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