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米国終値8/31
S&P 5007,686.14-0.33%
NASDAQ26,370.89-0.12%
Dow Jones53,185.90-0.70%
Russell 20002,956.45-0.54%
VIX14.92+0.49
ドル円159.70+0.24%
10年債4.76%+0.04
原油 WTI86.62+3.86%
4,507.20+0.65%
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sodate Daily2026.09.017分で読めるsodate 編集部

米軍がイラン領の島を撃、油3.86%高。上げた業種はエネルギーだけ

月曜の米国株は小幅安。米軍がホルムズ海峡のイラン領の島を攻撃し、イランが報復した。原油WTIは3.86%高、10年債利回りは4.76%へ上がり、11セクターで上げたのはエネルギー1.38%高だけだった。個別ではカリフォルニア州の山火事法案が電力会社の賠償責任を軽くせず、エジソン・インターナショナルが23.07%安と2001年以来の下げになった。

テキサス州ヒューストンにあるエクソンモービルの旧本社ビル。原油が3.86%上げたこの日、同社株も2.71%高となった
Kenneth C. Zirkel · CC BY 4.0

月曜の米国株は、指数の数字だけ見れば小さな下げだった。

S&P 500が0.33%安の7,686.14、ナスダックが0.12%安の26,370.89。ダウは374ドル安の53,185.90である。

この日の値8/31 終値
S&P 500
7,686.14
0.33%
NASDAQ
26,370.89
0.12%
Dow Jones
53,185.90
0.70%
Russell 2000
2,956.45
0.54%

動いたのは株の外側だった。原油WTIが3.86%高、10年債の利回りが4.76%へ上昇している。

きっかけは中東である。

米軍がホルムズ海峡のイラン領の島を撃ち、イランが報復した

米軍がホルムズ海峡にあるイラン領の島を攻撃し、テヘランが撃ち返した。両者が撃ち合うのは約1か月ぶりになる。

場所が問題だった。ホルムズ海峡は世界の石油輸送の要衝で、ここが詰まると供給そのものが細る。

ブレント原油は3.5%高の$91.20、WTIも同じ幅で$86.30まで上がった。サイト掲載の終値ベースでは、WTIは3.86%高である。

この日の値8/31 終値
原油 WTI
86.62
3.86%
4,507.20
0.65%
6.715
2.33%
10年債
4.76%
0.04

金は0.65%高と小さい。市場が買ったのは逃げ場ではなく、供給が細る側の商品だった。

11セクターで上げたのはエネルギー1業種だけ

セクターの並びは、この日の性格をそのまま映している。

セクター騰落前日比・8/31
  • エネルギー1.38%
  • 公益事業0.22%
  • 情報技術0.32%
  • 金融0.35%
  • ヘルスケア0.49%
  • 素材0.56%
  • 不動産0.68%
  • 資本財0.68%
  • コミュニケーション・サービス0.72%
  • 生活必需品0.73%
  • 一般消費財1.01%

上げたのはエネルギーの1.38%高だけで、残る10業種はすべて下げた。最下位は一般消費財の1.01%安である。

エクソンモービルは2.71%高で、超大型株の上昇上位に入った。シェブロンやコノコフィリップス、油田サービスのハリバートンも同じ向きに動いている。

原油高はもう一方の顔を持つ。輸送も製造も燃料を使うから、コストとして跳ね返る。

原油高と利回り4.76%が、9月利上げの観測を後押しした

金曜の朝刊で書いたとおり、ウォーシュFRB議長はジャクソンホールで「まだやることがある」と述べていた。9月利上げの織り込みは、その日に35%から57%へ跳ねている。

そこへ原油高が乗った。エネルギー価格はインフレ統計に直接効くため、利上げの理由を増やす方向に働く。

10年債の利回りは4.76%まで上がり、VIXは14.9へ小幅に上げた。パニックではないが、警戒は少し強まっている。

金利が上がる日は、遠い将来の利益で評価される株から売られやすい。アルファベットが2.09%安、アマゾン・ドット・コムが2.50%安と、超大型テックがそろって下げてナスダックの戻りを抑えた。

カリフォルニア州の山火事法案で、電力3社が別枠で売られた

この日いちばん大きく動いたのは、原油でも金利でもない銘柄だった。

カリフォルニア州議会が土曜に出した山火事対応の法案に、上場電力会社の賠償責任を軽くする条項が入らなかった。

カリフォルニアの電力3社前日比・8/31

エジソン・インターナショナルが23.07%安で、2001年の電力危機以来で最悪の1日となった。PG&Eが20.06%安、センプラが3.10%安である。

公益事業セクター全体は0.22%安にとどまった。売られたのはカリフォルニアで火災の賠償を負う会社だけで、業種全体の話ではない。

上げた超大型株はテスラ。サイバーキャブの発表会が9月3日にある

指数に逆らって上げた筆頭がテスラの5.51%高だった。

9月3日にテキサス州オースティンで開くサイバーキャブの発表会に関心が集まっている。ハンドルのない自動運転専用車で、生産はすでに始まった。

TSLATesla$367.955.51%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $311$368
テスラの1か月。9月3日の発表会を控え、指数が下げた日に超大型株の上昇率首位となった

メモリも強かった。サンディスクが5.50%高、マイクロン・テクノロジーが2.77%高である。NAND製品の10%値上げと、マイクロンの見積もり提示の停止が重なった。

深掘り

補足

この日の値動きには、実体のない急騰がひとつ混じっていた。ラッシュ・エンタープライジズのA種・B種がそろって40%超の上昇に見えたが、これは8月31日に実施された3対2の株式分割による表示のずれである。実際の価値は動いていないため、主役の一覧からは外した。